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【今日は何の日?】11月19日=小樽で看護婦さんが寝ている間に放射能におかされる(1959年)/ 雑学ネタ帳
《画像はイメージです》
64年前の1959(昭和34)年。この日より札幌市内で開催された「北海道公衆衛生学会」にて、小樽市立病院で起きた「看護婦(現・看護師)さんが寝ている間に放射能におかされる」という悪夢のような事故が発表されました。
最初に発覚したのは、同病院の内科勤務の看護婦さんが、5月ごろから「食欲がない」「身体がだるい」と訴えていたことでした。病院で血液検査したところ、白血球と赤血球が異常に減少しており、同じく検査を行った同僚の看護婦さんたち12名にも同様の症状が出たのです。
これは大変だと、病院側でも直ちに原因究明に動き出しました。その結果、原因は外科のX線治療室が看護婦寄宿舎の真上にあり、連日にわたり真下に向けて深部照射されるX線が、1時間に7ミリレントゲン(許容量は6ミリレントゲン)も宿舎にて寝ている看護婦さんたちに降り注いでいたためと判明したのです。
病院側の過失ともいえますが、小樽市立病院では直ちに学会に発表することで、他の医療機関にも強く警告を発したのでした。
参照 : 昭和34年11月5日付の毎日新聞夕刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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