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【今日は何の日?】11月30日=とんでもない「放火セールスマン」が逮捕(1968年)/ 雑学ネタ帳
《画像はイメージです》
55年前の1968(昭和43)年。この日の正午すぎ、東京・台東区下谷3丁目の水銀販売業の男性宅に若いセールスマン(21歳)が来訪しました。よくある訪問販売のようです。
セールスマンは「消火器を買ってください」と頼み込みましたが、男性は「(もう)あるよ」と断ります。すると、セールスマンは突如として土間へと入り込み、持参したガソリンをぶちまけ、火を放ったのでした。
たちまち火柱は天井へと届かん勢いでしたが、セールスマンは落ち着き払った表情で「ほら、この通り」と手にしたスプレー式消火器を吹きつけます。これで鎮火すれば、まだ良かったのですが、火勢はさらに強くなるばかり......。男性がバケツで水をかけて強引に鎮火させ、火事はイスをこがした程度で食い止められました。
まるで落語の『ガマの油』商法を地でいくような訪問販売ですが、セールスマンは「ほかの家ではうまくいったのに...」と首をひねるばかり。もちろんこれで済むワケもなく、セールスマンはただちに警視庁下谷署に失火容疑で逮捕されたそうです。
参照 : 昭和43年12月1日付の朝日新聞朝刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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