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【今日は何の日?】12月3日=東京駅の新幹線ホームにエスカレーターが設置(1971年)/ 雑学ネタ帳
《画像はイメージです》
52年前の1971(昭和46)年。国鉄(現・JR)東京駅の新幹線ホーム(当時は8、9番ホーム=16~19番線)に向かう階段に初めてエスカレーターが設置されました。
新幹線の開業(64年10月)から7年。鉄道駅にエスカレーターが設置されていることが当たり前となっている現在からすると、信じられないことかもしれませんが、大荷物を手にした利用客が多い新幹線ですらも、この時まではすべての乗客が階段のみを利用していたのです。52年前はそんな感じだったのです。
長さ15mのエスカレーターは品川駅寄りの南口階段にのみに設置。2日前の12月1日には、8、9番ホームに2か所、待望の待合室(広さ62平方m、イス16人分)も設置されました。新幹線のホームは見送りや出迎え客(当時は新幹線利用客の出迎えや見送りも多かったのです)も含め、1日に約12万人もの利用客がこのホームを利用し、混雑することも多かったうえ、新幹線ホームは他のホームよりも約3m高い場所にあり、ちょうど建物の陰になることもあって、冬場には「寒い」と不評でした。
そのため、まだ駅ホームでは珍しい存在だったエスカレーターよりも、むしろ寒さをしのげる待合室の設置のほうが歓迎されていた模様です。
この待合室とエスカレーターの設置費用は、しめて9,400万円也。便利で快適になることは大歓迎ですが、利用者の間では「運賃値上げの前触れでは?」と警戒する声も多かったそうです。
参照 : 昭和46年11月27日付の読売新聞朝刊
文 / 高木圭介
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