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ニュース 今日は何の日?雑学 2023/12/09

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【今日は何の日?】12月9日=行商の"かつぎ屋"の重さで列車が坂を登れず...(1965年)/ 雑学ネタ帳

行商のおばちゃん.jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

58年前の1965(昭和40)年。午前5時半ごろ。国鉄の房総東線(現・JR外房線)を走行中だった勝浦発・両国行の始発列車が、千葉県の大網駅土気駅の中間にある土気トンネル付近で、急こう配の坂を上り切れずに逆戻りしてしまうというアクシデントが起きました。

蒸気機関車に引っ張られた列車は大網駅まで戻り、7両編成の最後部に補助機関車を連結させて運転を再開。列車は約80分遅れとなったほか、同線の蘇我~両国間で1本が運休。ダイヤが平常に戻ったのは午前11時ごろのことでした。

千葉鉄道管理局が逆戻りの原因を調査していたところ、この列車は始発ということもあり、千葉県名物の"かつぎ屋"と呼ばれる、野菜などの食料を大量に背負った行商のお客さん(主におばちゃん)がたくさん乗っており、その荷物の重量と、寒さによる霜のためレールが濡れていたことが原因と見ています。

当時、千葉県内から都心へと向かう早朝列車(常磐線、総武線、京成電鉄)には、このように大きな荷物の行商人が多数乗っているのが名物でした。京成電鉄では2013年まで、通勤電車に専用の「行商専用車」を連結していたほどです。

また当時、房総方面から都心へと向かう長距離列車の終着駅は主に両国駅でした。現在は使用されていない国技館側のホームにその名残りが残っています。

 参照 : 昭和40年12月9日付の朝日新聞夕刊

            文 / 高木圭介
 

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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