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ニュース 今日は何の日?雑学 2023/12/18

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【今日は何の日?】12月18日=人気幼児教育番組『ロンパールーム』で異例のお悔やみが放送(1967年)/ 雑学ネタ帳

12月18日(ロンパールーム).jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

56年前の1967(昭和42)年。月~土曜の午前11時20分から日本テレビで放送されていた人気の幼児教育番組『ロンパールーム』で、異例のお悔やみが放送されました。

ロンパールームでは毎週月曜の放送にて、「お誕生日おめでとうコーナー」が設けられ、応募のあったその週にお誕生日を迎える幼児たちの名前が顔写真つきで紹介され、進行役のうつみみどり(現・うつみ宮土理=当時25歳)先生から、お誕生日おめでとうのメッセージをもらえることが名物となっていました。

この日の放送では千葉県市川市に住む2才の女の子のお誕生日を祝うと同時に、その女の子の4才のお兄さんへの異例のお悔やみメッセージがみどり先生によって読み上げられました。

兄妹はともに11月生まれ。この「お誕生日おめでとうコーナー」へと写真を送り、みどり先生に読み上げられることを、とても楽しみにしていたそうです。ところが4才になるお兄さんが10月6日に幼稚園への登園途中、トラックにひかれて亡くなってしまったのです...。

悲しみに暮れる兄妹のお母さんから番組宛てに「誕生日前に死んでしまって...。こんな不幸が二度と起こらないように、うつみ(みどり)先生から子どもたちに、ぜひ呼びかけて下さい」という手紙が届きました。

兄妹の誕生日はすでに過ぎていたものの、番組側ではお母さんの深い悲しみや願いを汲み取りつつ、特別にこのコーナーで兄妹の写真を紹介しつつ、テレビを見ている子どもたちに向けて、みどり先生の口から「交通事故には十分に注意すること」と呼びかけられたのでした。

亡くなられた4歳のお兄さんも、事故に遭わなければ今年で還暦を迎えていたことになります。

 参照 : 昭和42年12月9日付の読売新聞夕刊 

      文 / 高木圭介

 

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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