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ニュース 今日は何の日?雑学 2023/12/30

#NETテレビ#アンチショッカー同盟#ショッカーライダー#ニセモノ#パチモン#今日は何の日?#仮面ライダー#夏夕介#昭和47年#田中好子#突撃!ヒューマン‼

【今日は何の日?】12月30日=兇悪!にせ仮面ライダーが初登場(1972年)/ 雑学ネタ帳

12月30日(にせ仮面ライダー).jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

51年前の1972(昭和47)年。土曜夜7時30分からの人気番組『仮面ライダー』(NETテレビ=現・テレビ朝日)に、初めて仮面ライダーのニセモノ(ショッカーライダー)が登場し、子どもたちを歓喜させました。

同じく特撮ヒーローのウルトラマンでも、時代劇の水戸黄門でも「ニセモノ」登場回は盛り上がること必至。どの番組でも本物と寸分違わぬソックリ度ではなく、デザインやカラーリングがビミョーに違うニセモノが登場し、周囲の登場人物がソレにはまったく気がつかず、混乱を極めていくというのもお約束です。

前年(71年)4月に放送スタートした仮面ライダーでは、放送開始から1年8か月後の第92話「兇悪!にせ仮面ライダー」から3話連続で満を持してニセモノが登場。、翌週からは6人のニセモノ(それぞれマフラーの色が異なる)が登場して、子どもたちを喜ばせたのでした。

すでに絶大な人気を誇っていた仮面ライダーは、正規の販売ルートではないカードメンコ玩具といった、いわゆる"パチモン"と呼ばれる商品が数多く出回っていました。その多くは、仮面ライダーの頭部にある触覚がなかったりとか、マフラーや手袋、ブーツの色が違う(本物のマフラーは赤色で、この時期の手袋やブーツは銀色or赤色)といった、これまたビミョーな違いで、法の網をくぐりぬけていたのでした。

ところが、この日の放送に登場した"正規のニセモノ"ショッカーライダーは、マフラーも手袋もブーツも黄色。翌週からはそれぞれカラーの違ったマフラーをしたニセモノが計6人も登場したのでしたから、子どもたちが興奮しないワケがありませんでした。

年明けの2月10日に最終回が決まっていた仮面ライダーは、このニセモノ登場回によって、クライマックスに向けてさらに盛り上がりを高めていくことに成功しました。

そんなニセモノの割を食ったのが、10月7日から日本テレビにて放送されていた同じくヒーロー番組の『突撃!ヒューマン‼』でした。この番組はステージ等で行われるヒーローショーを、そのまま収録するという革新的な番組でしたが、仮面ライダーの裏番組ということもあり、視聴している子どもはごくごく少数でした。

視聴率は伸び悩み、ヒューマンはわずか3か月で放送終了決定。ついにこの日、最終回を迎えます。まだ家庭用ビデオが普及していない時代、「最終回ぐらいはチェックしておくか」と、ヒューマン視聴に流れる子どももいそうなものですが、この日はよりにもよって盛り上がり必至のニセモノ登場回とあり、多くの子どもたちはやはり仮面ライダーを選択。ヒューマンはその後、ほぼ再放送の機会もなかったため、約半世紀が過ぎた現在も、その結末(最終回)には諸説が入り乱れ、多くの謎を残しています。

仮面ライダー人気に敗れたヒューマンの主人公は、グループサウンズの人気グループ、オックスの元オルガン担当、のちに俳優として刑事ドラマなどで活躍する夏夕介さん。ヒロインとしてキャンディーズ結成前の"スーちゃん"こと田中好子さんが出演していました。

 参照 : 昭和47年12月30日付の読売新聞朝刊

            文 / 高木圭介

 

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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