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ニュース 今日は何の日?雑学 2023/12/31

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【今日は何の日?】12月31日=NHK紅白歌合戦が初めて大みそかに放送される(1953年)/ 雑学ネタ帳

日劇・アップ(1950年代).jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

ちょうど70年前の1953(昭和28)年。昔も今も大みそかの代名詞である『NHK紅白歌合戦』が、この日より大みそかの放送となりました。

紅白歌合戦は1951(昭和26)年に第1回がNHKラジオ第1で放送。2回目までは年明けの1月3日に放送されており、第3回(53年)は1月2日に放送と、お正月番組だったのです。そして、この年から大みそか放送に切り替わったため、53(昭和28)年に限っては、紅白~が年に2回放送されたことになります。

さらに、この年の2月にテレビジョンの本放送がスタートしたため、ラジオだけでなくテレビでの放送もスタート。それまではラジオ放送用に東京・内幸町にあるNHK放送会館内のスタジオで収録されていましたが、この年からは外部の会場を借りることとなり、有楽町の日本劇場日劇=写真)にて開催されました。

放送はラジオ、テレビともに夜9時15分から10時45分。総合司会は北出清五郎さん(NHKアナウンサー)。白組司会が高橋圭三さん(NHKアナウンサー)、紅組司会がNHKの人気番組『ジェスチャー』の紅組キャプテンとしてもおなじみ、"ターキー"こと水の江瀧子さんでした。

男女17人ずつ、計34人の歌手が出場。トップバッターは紅組が赤坂小梅さんの『おてもやん』、白組が鈴木正夫さんの『花笠音頭』、トリは紅組が淡谷のり子さんの『アデュー』、白組が藤山一郎さんの『丘は花ざかり』というラインナップでした。審査員も現在のように人気芸能人やスポーツ選手が務めるワケではなく、大手5新聞社の学芸(文化)部長が採点するというシステムでした。

この年は紅組の女性陣がテレビ放送を意識した華やかな衣装とともに登場した影響もあり見事に紅組が優勝。敗れた男性陣(白組)は「テレビは怖い。衣装に負けた...」とボヤいていたそうです。

以降、紅白~は現在まで大みそかの人気番組として定着。実のところ、前向きな理由で大みそか放送に移行したワケではなく、お正月の三が日は人気歌手が正月公演のために忙しく、出演交渉が難しかったこと。また会場の確保も、同じく三が日は歌手等の公演で会場が空いていないことが多く(まだNHKは自前のNHKホールを有していませんでした)、仕方がなくお正月の三が日ではなく、大みそかの開催となったという裏事情があるとか。

当時の日本国内では、大みそかに興行やコンサートなどを開催するという習慣がなく、お正月よりも大みそかのほうが歌手のスケジュールや会場を確保しやすかったということで、「紅白=大みそか」が定着したようです。

 参照 : 昭和28年12月31日付の毎日新聞

           文 / 高木圭介

 

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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