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【今日は何の日?】1月3日=ハナ肇が初めて銅像になる~新春スターかくし芸大会(1977年)/ 雑学ネタ帳
《画像はイメージです》
47年前の1977(昭和)年。夜7時からフジテレビで放送されたお正月恒例の人気バラエティ番組『'77 新春スター 新春かくし芸大会』にて、ハナ肇さん(当時46歳)が初めて銅像に扮し、以降、平成初期まで番組のみならず、日本のお正月名物となりました。
64(昭和39)年にスタートした新春かくし芸大会は、NHKの『紅白歌合戦』、TBSの『輝く!日本レコード大賞』と並び、昭和期の年末年始の人気恒例番組でした。昭和40~50年代には、東軍キャプテン・ハナ肇さん、西軍キャプテン・植木等さんとほぼ固定されていた通り、渡辺プロダクション(通称・ナベプロ)所属のタレントを中心に編成。制作はナベプロとフジテレビの共同で行われていました。
この年は総勢422人のタレントが出演し、それぞれ「かくし芸」を披露。司会は高橋圭三さんと芳村真理さん。審査員は音楽家の服部良一さん、落語家の三遊亭圓生さん(六代目)、プロ野球選手の張本勲さん、女優の吉永小百合さん、歌舞伎役者の尾上菊五郎さん(七代目)が務めました。
ハナ肇さんが顔面を青銅色にペイントされつつ銅像に扮したのは、ジャニーズ事務所所属の人気アイドルグループ・フォーリーブス(北公次さん、青山孝史さん、江木俊夫さん、おりも政夫さん)の4人とともに出演した出し物「ア~ァ!花の応援団‼」でした。
学ランに身を包み、応援団に扮したフォーリーブスの面々が「銅像を磨こう!」と、ハナさん扮する学園理事長の銅像に、頭から水をぶっかけたり、口の中にブラシを突っ込んではゴシゴシと磨いたり、火のついたタバコを口に突っ込んだりなどなど。その間、銅像となったハナさんは時おり、ギロリと目玉をむくものの、無言のまま必死に耐える......というコントです。
収録を終えたフォーリーブスの面々は「先輩、どうもすみませんでした」と平謝りしていたそうですが、ハナさんは「このぐらいやらないと面白くならない」と忍の一文字でビッグハートぶりを見せつけていたそうな。
テレビ黎明期を牽引したハナ肇とクレージーキャッツのリーダーというだけでなく、当時「ナベプロ帝国」とまで称された芸能プロのリーダー的存在にあったハナさんが、若手タレントによって酷い目に遭わされるといった、芸能界のパワーバランスをもくすぐり、若手タレントの度胸試しや踏み絵的なエッセンスをも含みつつ大人気の名物コーナーに。以降、ハナさんが63歳で亡くなる93(平成5)年まで、お正月の名物であり続けました。
参照 : 昭和51年11月26日付の読売新聞夕刊、昭和52年1月3日付の朝日新聞朝刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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