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ニュース 今日は何の日?雑学 2024/01/12

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【今日は何の日?】1月12日=映画スター・石原裕次郎がTVドラマ初出演~ダイヤル110番(1958年)/ 雑学ネタ帳

01月12日(ダイヤル110番).jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

66年前の1958(昭和33)年。毎週日曜の夜8時30分から日本テレビで放送されていた刑事ドラマの草分け『ダイヤル110番』に日活の若き看板スター・石原裕次郎さん(当時23歳)が出演。これが裕次郎さんにとって、初のTVドラマ出演となりました。

まだテレビ放送が始まったばかりの頃。映画スターがTV用のドラマに出演することは、ほとんどありませんでした。その垣根は現在では考えられないほど高かったのです。今となっては『太陽にほえろ!』(日本テレビ)、『大都会』(日本テレビ)、『西部警察』(テレビ朝日)などなど、刑事ドラマ出演の印象も強い裕次郎さんですが、このドラマ出演以降のドラマ出演は6年後のこと。それほど異例中の異例となる出演だったのです。

この『ダイヤル110番』は警視庁警察庁全国警察から寄せられた実話をもとに構成されたドキュメントドラマ。いわゆるレギュラーメンバーや主役などは配置されない、毎回、1話完結の違った登場人物によるドラマでした。

全国の緊急通報用電話番号が「110」に統一されたのは、ほんの4年前(54年)のこと。この人気ドラマが、110番の周知に果たした役割は大きく、現在もなお、110番を「ひゃくじゅうばん」ではなく「ひゃくとおばん」と呼ぶ人が多いのは、毎度ドラマのオープニングにて、警視庁通信指令室の係員が受話器を取りつつ「はい、こちら110番(ひゃくとおばん)」と発していた影響が大きいとされます。

この日に放送の「弾痕」は、映画界のスター・裕次郎さんが主演で、他にも清川虹子さんらが出演した異色回。撮影には警視庁が全面協力するだけあり、同鑑識課の好意によって、本物のブローニング拳銃の弾痕が撮影に使用されていたそうです。これも現在では考えられないことでしょう。

 参照 : 昭和33年1月12日付の毎日新聞朝刊、昭和37年9月4日付の毎日新聞夕刊

               文 / 高木圭介

 

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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