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【今日は何の日?】1月26日=突風!国電・浜松町駅で約3千万円分の手形、小切手が宙に舞う(1977年)/ 雑学ネタ帳
《画像はイメージです》
47年前の1977(昭和52)年。この日の都内は低気圧の影響で強風に見舞われました。午後2時30分ごろ、国電の浜松町駅(東京都港区)の構内で、額面にして3,000万円以上分の約束手形、小切手の入った封筒が舞い上がり、そのうち何枚かが行方不明になってしまう事件が起きました。
都内の電気会社で経理を担当する会社員男性(33歳)は、月末の支払いにあてるため、朝から各銀行を回り、手形や小切手を準備し、浜松町駅の2番ホームで電車を待っていたところ、不幸に見舞われました。他のお客さんとぶつかった衝撃で手形や小切手の入った封筒を線路上に落としてしまったのです。
男性はすぐに線路に飛び降りて拾おうとしましたが、駅員に「危険です!」と制止されてしまいます。当然です。しかしその間、封筒は隣の線路を続けて通過した東海道線の上り急行電車と特急電車に巻き込まれてしまい、駅構内に散乱してしまいます......。まるで映画やドラマで見るような、絵に描いたようなツイていない光景です。
飛び散った手形5枚と小切手1枚は、すぐに国鉄の保線職員が回収。残る7枚の手形のうち2枚(計約1100万円)も駅前などで通行人に拾われましたが、5枚の約束手形(計1424万6,027円)は行方不明のまま。
手形にはすべて男性の会社の裏書きがしてあり、銀行窓口で現金化可能。「手形パクリ屋などに悪用される恐れもある」として、すぐに各銀行に紛失したことを連絡しました。
夜になって、みぞれ混じりの強風が吹く中も捜索は続き、保線職員が額面151万円分の約束手形1枚を、浜松町駅から約300メートルほど離れた品川駅寄りの線路上で発見。終電通過後にも、保線職員の付き添いで会社員男性とその同僚も捜し続け、深夜2時ごろに駅周辺で339万円分の手形を発見。残る3枚の手形(約900万円分)は行方不明のままだったそうな......。
参照 : 昭和52年1月27日付の読売新聞朝刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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