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ニュース 今日は何の日?雑学 2024/02/03

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【今日は何の日?】2月3日=サーカスのインド象がとんだ場外乱闘・鹿児島(1974年)/ 雑学ネタ帳

ゾウの足(鎖つき).jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

ちょうど半世紀前の1974(昭和49)年。鹿児島・鹿屋市鹿屋市立北田公園にて地方巡業中の「カキヌマ大サーカス」(栃木・足利市=団員20人)の公演中、曲芸中のインド象・ゆうこ(メス)が暴れ出し、観客が負傷するという事故が起きました。

同サーカスは前日(2月2日)から2月11日までの日程で同公園にて興行。この日は日曜とあって、鹿屋市内をはじめ近郊からも多数の小中学生を中心とした観客が詰めかけ、定員の倍にもなる約400人が見物していました。

午後2時20分ごろ。調教師が曲芸場へとゆうこを入れようとした時、観客が盛大な拍手や歓声で迎え入れたため、興奮したゆうこが突如として暴れ出してしまったのです。

驚いた観客は一斉に出入口へと走り出し場内は騒然。ところがゆうこも防護柵のない曲芸場から同じ出入口へと走り出したためパニックに。ほとんどの人は脇へと避けて難を逃れましたが、2歳の女児とその母親(30歳)が逃げ惑う中、ゆうこの足につけられた鎖にはね飛ばされ、顔や足などに5日から2週間のケガ。また、同じく鎖に触れた数人が倒れて、軽いケガを負いました。

おまけにパニックの最中、曲芸場テントの外につながられていた曲芸犬が、6歳の男児にかみつき、右足に1週間のケガを負わせてしまいました。

ゆうこはその後、調教師らによってオリへと戻されましたが、鹿屋署では曲芸場と観客席の間に防護柵がなかったこと、犬のつなぎ方に問題があるなど「安全管理がずさん」だとして、同サーカスの座長(33歳)を業務上過失障害の疑いで調べるに至りました。 

 参照 : 昭和49年2月4日付の読売新聞朝刊

             文 / 高木圭介

 

 

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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