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【今日は何の日?】2月7日=目玉の松ちゃん(尾上松之助)の胸像が除幕式・京都(1966年)/ 雑学ネタ帳
《画像はイメージです》
58年前の1966(昭和41)年。無声映画時代の大スタアであり「目玉の松ちゃん」のニックネームで親しまれた尾上松之助(おのえ・まつのすけ=1926年に50歳で死去)さんの功績を記念した胸像の除幕式が京都市左京区下鴨の鴨川公園にて行われました。
映画俳優、歌舞伎役者、そして映画監督(※公木之雄名義)としても知られる尾上さんは1,000本以上もの映画に出演。とくにトリック撮影(現在でいう特撮)を駆使した忍術映画が大正時代の子どもたちに大人気となり、国内における元祖映画スターと呼ぶべき存在でした。
大きな目玉をギョロリとむいてミエを切る所作から「目玉の松ちゃん」のニックネームで親しまれた松之助さんですが、亡くなる1年前(1925年)に当時のお金で1万3,600円を京都府に寄付。京都府ではそのお金をもとに、京都市左京区西九条開々町に低所得者を対象とした20戸もの住宅を建て、家のない人たちを救済し、その住宅は「松之助出世長屋」と呼ばれました。
京都府では、人気俳優としてだけでなく、住宅福祉の先駆者としての功績をたたえて松之助さんの胸像建設を決定。その場所は、かつて松之助さんがたびたび映画ロケでも使用していた鴨川と高野川の合流地点である鴨川公園の突端となったのです。
朝10時から、粉雪舞う河原にて行われた除幕式には松之助さんの孫(当時14歳)と、蜷川虎三・京都府知事(当時68歳)、そして片岡千恵蔵さん、月形竜之介さん、松之助さんが寄贈した住宅に住む人たち約200人が集まり、40年前に亡くなった故人を偲びました。
参照 : 昭和41年2月7日付の読売新聞夕刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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