#今日は何の日?#値下げ交渉#台東区#昭和44年(1969年)の出来事#東京都#浅草#浅草国際劇場#特別誘拐#誘拐事件#警視庁浅草署#身代金
【今日は何の日?】2月12日=息子を誘拐された母親が身代金を10分の1まで値切る(1969年)/ 雑学ネタ帳
《画像はイメージです》
55年前の1969(昭和44)年。この日の未明、東京・浅草の繁華街にて高校生男子(18歳)に言いがかりをつけては連れ出し、母親に脅迫電話をかけて身代金を要求した男(25歳=住所不定、無職、前科5犯)が逮捕されました。
男は浅草で料理屋を経営する高校生の母親に電話をすると「息子を預かっているから、現金10万円を持ってこい。そうしないと息子を殺す」と身代金を要求しつつ、殺害までチラつかせ脅迫したのでした。
ところが母親は、電話を長引かさせる目的で、なんと身代金の値引き交渉をスタート。結句、身代金は10万円から1万円までダンピングされてしまうことに...。そして電話を切った母親は犯人が受け取り場所に指定した浅草国際劇場前(※現在は浅草ビューホテルに)へと向かいます。
値引き交渉の間に、家族が警視庁浅草署へと通報。午前2時ごろ、犯人が身代金1万円を受け取るためにタクシーで浅草国際劇場前にやってきたところ、その場で待ち構えていた警察官に特別誘拐などの現行犯として逮捕されたのでした。
一件落着したものの、時間稼ぎのためとはいえ凶悪犯を相手に身代金を10分の1まで値切って見せた母親の交渉術&話術に、警察官たちも感心することしきりだったそうです。
参照 : 昭和44年2月13日付の読売新聞夕刊
文 / 高木圭介
SNSシェア
介護のみらいラボ編集部コメント
高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。