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【今日は何の日?】2月21日=「サザエさん」の連載4コマ漫画が終了(1974年)/ 雑学ネタ帳
《画像はイメージです》
ちょうど半世紀前の1974(昭和49)年。51(昭和26)年4月以来、朝日新聞の朝刊で連載されていた長谷川町子さん(当時54歳)作の4コマ漫画『サザエさん』が、この日の掲載をもって終了しました。
『サザエさん』は終戦から約8か月後の46(昭和21)年4月より、福岡県の地元紙である夕刊フクニチで連載スタート。長谷川さん一家の東京移住に伴い、連載を終了し、その後は新夕刊(現在の東京スポーツ新聞の前々身)、夕刊朝日新聞と連載紙を変え、51年からは朝日新聞朝刊の顔であり続けました。
多くの漫画家が口にすることですが、休みのない毎日連載の4コマ漫画執筆は、作者を心身ともに疲弊させます。長谷川さんも23年にも及ぶ連載期間中、健康上の問題、取材旅行などを理由に何度となく休載期間がありました。73(昭和48)年あたりから、さらに休載が目立ち、月曜が定期休載日となるなどの処置も取られていました。
ラストとなったこの日の作品は、給食困難のためサザエさんからお弁当を受け取って小学校に登校したカツオ君が、授業中に横を見ると、両親が共稼ぎの同級生男子が、教室内で煮炊きして自炊しているというオチの4コマでした。
翌2月22日付紙面には「『サザエさん』は、筆者急病のため休みました」のおことわり文が掲載され、翌々日の2月23日付紙面には「『サザエさん』は、筆者病気のため、しばらく休みます」のおことわり文が掲載。そしてそのまま、なし崩し的に約23年に及ぶ連載が終了したのでした。
以降の5年間は、朝日新聞朝刊の4コマ漫画は空席に。79(昭和54)年1月からは、それまで同夕刊に連載されていたサトウサンペイさん作の『フジ三太郎』が朝刊へとスライドして連載。91(平成3)年からは、33年にわたり、いしいひさいちさん作の『となりのやまだ君』⇒『ののちゃん』が連載されています。
参照 : 昭和49年2月21日付の朝日新聞朝刊
文 / 高木圭介
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