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【今日は何の日?】2月26日=都営バスで盲導犬が"試乗会"(1973年)/ 雑学ネタ帳
《画像はイメージです》
51年前の1973(昭和48)年。3月1日からすべての都営交通(バス、路面電車、地下鉄)に全盲の人たちの"生きたツエ"となる盲導犬の乗車が許可されることとなり、この日に都営バスを使った試乗会が実施されました。
それまで公共交通機関では「愛玩動物以外は乗せません」とうのが法の建前でした。4年前(69年)に運輸省が国鉄、私鉄、営団地下鉄(現・東京メトロ)に対して、「試験実施」の形で盲導犬の乗車を許可。今回の都交通局の申請に対しても「乗務員がよく注意する」ことを条件に許可されることに。
すでに横浜市営バスでは一部路線限定で盲導犬の乗車を認めていましたが、バス、路面電車の全路線で、盲導犬にドアを開いたのは都交通局が初となりました。
この日の午後、有楽町駅前で都営バスに試乗したのは、千代田区在住女性(31歳)のサーバー号(メス=1歳8か月)と、埼玉・入間市在住女性(37歳)のドナ号(メス=2歳)。ともに犬種はシェパードです。
サーバー号もドナ号もバスに乗るのは初体験。それだけに1回目は少々まごつきましたが、2回目からは御主人が軽くポンッと肩を叩くと、まっすぐに乗車口の前方ドアへGO。そこでいったん立ち止まったあと、ゆっくりと乗り込みました。車内では他の乗客の邪魔にならぬよう、御主人の前に姿勢を低くして座るほどのお行儀の良さを見せました。
これには両御主人ともに、大喜びだったそうです。
参照 : 昭和48年2月27日付の毎日新聞朝刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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