Produce by マイナビ介護職 マイナビ介護職

介護の未来ラボ -根を張って未来へ伸びる-

ニュース 今日は何の日?雑学 2024/02/26

#シェパード#今日は何の日?#昭和48年(1973年)の出来事#有楽町#東京都交通局#盲導犬#試乗会#試験実施#運輸省#都営バス#都営交通

【今日は何の日?】2月26日=都営バスで盲導犬が"試乗会"(1973年)/ 雑学ネタ帳

02月26日(シェパード犬).jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

51年前の1973(昭和48)年。3月1日からすべての都営交通(バス、路面電車、地下鉄)に全盲の人たちの"生きたツエ"となる盲導犬の乗車が許可されることとなり、この日に都営バスを使った試乗会が実施されました。

それまで公共交通機関では「愛玩動物以外は乗せません」とうのが法の建前でした。4年前(69年)に運輸省国鉄私鉄営団地下鉄(現・東京メトロ)に対して、「試験実施」の形で盲導犬の乗車を許可。今回の都交通局の申請に対しても「乗務員がよく注意する」ことを条件に許可されることに。

すでに横浜市営バスでは一部路線限定で盲導犬の乗車を認めていましたが、バス、路面電車の全路線で、盲導犬にドアを開いたのは都交通局が初となりました。

この日の午後、有楽町駅前で都営バスに試乗したのは、千代田区在住女性(31歳)のサーバー号(メス=1歳8か月)と、埼玉・入間市在住女性(37歳)のドナ号(メス=2歳)。ともに犬種はシェパードです。

サーバー号もドナ号もバスに乗るのは初体験。それだけに1回目は少々まごつきましたが、2回目からは御主人が軽くポンッと肩を叩くと、まっすぐに乗車口の前方ドアへGO。そこでいったん立ち止まったあと、ゆっくりと乗り込みました。車内では他の乗客の邪魔にならぬよう、御主人の前に姿勢を低くして座るほどのお行儀の良さを見せました。

これには両御主人ともに、大喜びだったそうです。

 参照 : 昭和48年2月27日付の毎日新聞朝刊

                    文 / 高木圭介

 

【日本全国電話・メール・WEB相談OK】介護職の無料転職サポートに申し込む

最新コラムなどをいち早くお届け!
公式LINEを友だちに追加する

お役立ち情報を配信中!
X(旧Twitter)公式アカウントをフォローする

介護職向けニュースを日々配信中!
公式Facebookをチェックする

SNSシェア

高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

高木圭介の執筆・監修記事