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ニュース 今日は何の日?雑学 2024/02/29

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【今日は何の日?】2月29日=銀座のキャバレーで京橋消防署が火災訓練(1960年)/ 雑学ネタ帳

02月29日(銀座・火災訓練).jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

64年前の1960(昭和35)年。火災予防週間に入ったということで、東京・京橋消防署が午後3時より銀座8丁目(中央区)のキャバレーを舞台に大規模な火災訓練を実施しました。

同キャバレーの2階から出火して、従業員が逃げ遅れて煙に包まれてしまうという想定。発煙筒を焚き、2階からモウモウと煙が上がるや、京橋消防署からハシゴ車排煙車ポンプ車が駆けつけるという本格的なモノです。

ところが間の悪いことに前日の午後、ここから目と鼻の先にあるキャバレーで火事があったばかり。にぎやかな場所柄もありますが、周辺は「またかァ」と瞬く間に野次馬が殺到し、押すな押すなの大騒ぎとなりました。

パニックを恐れ、すかさず宣伝車が出動し火災予防をPR。ところが目の前を流れる築地川(現在は大半が埋め立てられて首都高速道路に)から汚れた水を吸い上げての放水だったため、あまりのドブ臭さに、黒山の人だかりはたちまち退散してしまったとか...。

火災訓練の場所を提供した挙げ句、ドブ臭い水を放水されてしまったキャバレー側はさぞや迷惑したことでしょう。 
 
 参照 : 昭和35年3月1日付の朝日新聞朝刊

      文 / 高木圭介

 

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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