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【今日は何の日?】2月29日=銀座のキャバレーで京橋消防署が火災訓練(1960年)/ 雑学ネタ帳
《画像はイメージです》
64年前の1960(昭和35)年。火災予防週間に入ったということで、東京・京橋消防署が午後3時より銀座8丁目(中央区)のキャバレーを舞台に大規模な火災訓練を実施しました。
同キャバレーの2階から出火して、従業員が逃げ遅れて煙に包まれてしまうという想定。発煙筒を焚き、2階からモウモウと煙が上がるや、京橋消防署からハシゴ車、排煙車、ポンプ車が駆けつけるという本格的なモノです。
ところが間の悪いことに前日の午後、ここから目と鼻の先にあるキャバレーで火事があったばかり。にぎやかな場所柄もありますが、周辺は「またかァ」と瞬く間に野次馬が殺到し、押すな押すなの大騒ぎとなりました。
パニックを恐れ、すかさず宣伝車が出動し火災予防をPR。ところが目の前を流れる築地川(現在は大半が埋め立てられて首都高速道路に)から汚れた水を吸い上げての放水だったため、あまりのドブ臭さに、黒山の人だかりはたちまち退散してしまったとか...。
火災訓練の場所を提供した挙げ句、ドブ臭い水を放水されてしまったキャバレー側はさぞや迷惑したことでしょう。
参照 : 昭和35年3月1日付の朝日新聞朝刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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