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【今日は何の日?】3月1日=マンション工事現場で忍者の抜け穴?が見つかる・四谷(1971年)/ 雑学ネタ帳
《画像はイメージです》
53年前の1971(昭和46)年。午後2時ごろ、東京・新宿区三栄町(現・四谷三栄町)のマンション建設工事中、民家の地下から四畳半ほどの広さの「謎の横穴」が発見されました。
まず作業員が地上から深さ3mほどの場所で直径60cmの縦穴を発見。すぐにパトロール中の警視庁四谷署員へと知らせました。不審に感じた警官と作業員が懐中電灯を片手に穴の中へと入ってみることに。
するとマンション工事現場の西隣にある2階建て一軒家の真下に縦約4m、横約2m、高さ約1mほどの長方形の穴が掘られており、さらに南側にも直径70cmの通路を通じて同じ大きさの穴が発見されました。
2つの穴はそれぞれ赤土が平らに削り取られており、周囲の壁には用途不明な直径2cmほどの小穴が開けられていました。穴の西側にも通路がありましたが、土が崩れてしまうため、ここから先は不明。四谷署員も横穴式住居にしては綺麗に掘られ過ぎており、また戦時中の防空壕にしては穴が深すぎると首を傾げるばかりです。
71年当時、周辺はアパートや住宅の密集地帯となっていましたが、江戸時代には「伊賀町」と呼ばれ、武家屋敷や忍者屋敷のあった場所。すぐ近くの西念寺には徳川家お抱えの忍者・服部半蔵の墓もあります。
そのため近所の人たちは、忍者の作った江戸城への抜け道か、地下牢だろうと推理していたそうです。
参照 : 昭和46年3月2日付の読売新聞夕刊
文 / 高木圭介
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