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【今日は何の日?】3月3日=国鉄のエース特急「こだま」が初の車両故障~静岡・袋井(1959年)/ 雑学ネタ帳
《画像はイメージです》
65年前の1959(昭和34)年。新幹線の開通(64年10月)以前、国鉄のエース特急電車として東京と関西を結んでいたビジネス特急こだまが初の車両故障でストップしました。
夜7時50分ごろ。東海道線の袋井~掛川間、袋井駅から約4km地点(静岡県袋井市)にて、下り列車の機関士が上りの第二こだま号が立ち往生しているのを発見。すぐに袋井駅へと急報しました。
静岡鉄道管理局の調べによりますと、1両目の電動機が故障したものらしく、全客車の電灯も一斉に消えてしまい車内は大騒ぎに。同列車はなんとか自力にて運行し、夜9時13分に掛川駅に到着。423人の乗客は後続列車で静岡駅へと輸送され、ここから特別電車へと乗り換え、4時間35分遅れで終点の東京駅へと到着。翌日(3月4日)午前3時25分のことでした。
このため、国鉄では国電の始発電車を繰り上げ運転し、東京駅に着いた乗客を輸送。特急券の払い戻し額は44万8,000円にのぼる見込みです。
当時の最新鋭車両が投入されたこだま号の故障は前年(58年)11月の運転開始以来、トラックとの接触事故をのぞき、初のアクシデントとなりました。
初故障した第二こだま号の車両は、田町電車区の係員が掛川入りして現地修理。翌3月4日は上下線ともに、予備車両を使用して平常運行したそうです。
参照 : 昭和34年3月4日付の毎日新聞朝刊
文 / 高木圭介
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