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【今日は何の日?】3月9日=女優・栗原小巻が初めてテレビで歌う(1975年)/ 雑学ネタ帳
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49年前の1975(昭和50)年。日曜夜、NHK大河ドラマ『元禄太平記』終了後の午後8時45分から放送された歌番組『ビッグショー』の中で、人気女優の栗原小巻さんが初めて歌声を披露しました。
この日の放送は「ダークダックス〝歌の旅〟」と題して、ダーク・ダックスの面々がソビエト連邦各地を旅するという形式でロシア民謡とソ連の楽曲が特集。ロシアの風土や人情などを紹介しつつ、古いロシア民謡や現地で流行の映画主題歌など15曲が流れる構成でした。
ナレーションを担当していた栗原さんは、ゲストとしても番組に登場。ダーク・ダックスと「カチューシャ」を日本語でコーラス。「モスクワ郊外の夕べ」では2番をロシア語で披露したのでした。
なぜ、ダーク・ダックスが主役の歌番組に女優の栗原さんが登場したのか?といいますと、話は東京オリンピック(64年)の時期にまでさかのぼります。当時、NHKでは『歌おう世界の友よ』という番組が放送されており、その番組にまだ女優になる前、バレリーナ時代の栗原さんが出演。そこからの縁でダーク・ダックスとの交流が続いており、出演を依頼されたのでした。
「美人女優」のアイコンであり続けた栗原さんですが、歌に関してはテレビで披露したことは皆無。人前で歌声を披露するのも舞台劇『オセロ』でデスデモーナ役を演じた際に、無伴奏で「柳の歌」を歌ったことがあるぐらい。もちろんマイクの前で歌うこと自体が、このテレビ出演時が初めてだったとか。
そのため収録前は「神をも恐れぬ行為ね。今から胃が痛むわ...」と自信なさげ。しかし本番では、前年(74年)に映画『モスクワわが愛』の撮影でソ連滞在中に覚えたという歌を、さわやかに歌い上げたのでした。
参照 : 昭和50年3月8日付の読売新聞夕刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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