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ニュース 今日は何の日?雑学 2024/03/13

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【今日は何の日?】3月13日=第1回東京蚤の市が開かれる(1977年)/ 雑学ネタ帳

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 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

47年前の1977(昭和52)年。古き良き時代の生活をしのばせる骨董品がズラリと揃えられた「第1回東京蚤の市」が東京・赤坂の乃木神社で開催されました。

この蚤の市は東京山形新潟埼玉横浜などの古物商約30店の共催。前年(76年)暮れごろから、古物商の仲間内にて「京都の東寺や大阪の天満宮には市があるが、東京にはまだ定期的な市がない。我々で作ろう」との気運が高まったことがきっかけでした。

30店で協力委員会を作り、東北、信越地方から、今もなお生き続ける古民具、焼き物、古布を集めました。露店形式にて愛好家に提供することが目的です。

刀剣類を除いて、バラエティに富んだ物を集めた」というだけあり、まるでガラクタ市の様相。戦争中のラッパ「上等兵満期除隊」と刻まれた盃明治天皇の額縁掛け時計ランプエボナイトのクシベッコウのかんざし懐中時計などの大物小物が数千点。値段も200円の小皿から18万円の掛け時計まで幅広く提供されました。

折からのアンティークブームを反映し、お客さんは大盛況。約3,000人が詰めかけ、狭い参道が一時は身動きもできないほど。外国人客も多く、絵皿を手に「ワンダフル!」との声も飛び、"国際縁日"の情緒がたっぷりというムードだったそうです。

この当時から見た、戦時中(45年まで)に使われていた骨董品は「32年モノ」ということになりますが、この時期に生産され、流行していたスーパーカー消しゴムなどが2024年現在、すでに「47年モノ」という歴史を刻んだ骨董品と化しているという事実に、月日の経過が感じられます。 
 
 参照 : 昭和52年3月13日付の読売新聞朝刊

   文 / 高木圭介

 

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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