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ニュース 今日は何の日?雑学 2024/03/23

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【今日は何の日?】3月23日=カシアス・クレイ(モハメド・アリ)が池袋東武でサイン会(1972年)/ 雑学ネタ帳

03月23日(カシアス・クレイ).jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

52年前の1972(昭和47)年。元プロ・ボクシング世界ヘビー級王者のカシアス・クレイモハメド・アリ=当時30歳)が池袋の東武百貨店にてチャリティ・サイン会を行いました。

クレイは日本武道館にて行われるマック・フォスターとのノンタイトル戦(4月1日)のために初来日。同デパートにて開催中の「カシアス・クレイ展」の一環として、9階屋上にてサイン会を行ったものです。

常に話題の人だけに人気は抜群。会場は押すな押すなの大盛況となり約1,000人ものファンが押し寄せました。万が一、事故でもあったら大変とデパート側でも整理に50人を動員するなど厳戒態勢です。

午後4時すぎ。クレイはワインレッドのブレザーコートに赤い縦縞のスポーツシャツ姿で颯爽と登場。万雷の拍手の中、花束五月人形の兜をプレゼントされると上機嫌にニッコリ。「こんなにファンがいて、歓迎されるのは嬉しい。妻子を連れて、もう一度訪日したい。日本はどこも綺麗。世界中が日本のようになれば、もっと良くなると思う」と愛想たっぷりの挨拶です。

いつものビッグマウスぶりは封印され、肝心の試合については「フォスターにはKOで勝つことを約束する」と語るに留まりました。

午前10時から並んで、整理券を手にした150人はクレイのブロマイド(1枚500円也)に次々とサインしてもらい握手。ただしサインはこの時期、おなじみだった「Cassius Clay(カシアス・クレイ)」ではなく、新しいリングネームの「Muhammad Ali=モハメド・アリ」だったそうです。

クレイは64(昭和39)年、ネーション・オブ・イスラムへの加入を機にリングネームを改めていましたが、まだメディア側もクレイ表記のほうが多い混同した時期でもありました。

 参照 : 昭和47年3月24日付の読売新聞朝刊

    文 / 高木圭介


 

 

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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