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【今日は何の日?】4月3日=パンダのお礼。カモシカとペンギンが大相撲力士とともに中国入り(1973年)/ 雑学ネタ帳
![04月03日(ニホンカモシカ).jpg](https://kaigoshoku.mynavi.jp/contents/kaigonomirailab/news/2024/04/ba94c2eb69c3c4013fd81c5c87c84d7bb0192ebd.jpg)
《画像はイメージです》
51年前の1973(昭和48)年。前年(72年)秋の日中国交正常化に伴って、初めて日本にやってきたパンダ(カンカンとランラン)のお礼として、日本からニホンカモシカのつがい1組、フンボルトペンギンのつがい2組が"動物大使"として日本から中国へと贈られました。
計3組の動物大使カップルは、日本相撲協会の「訪中大相撲」一行に文字通り"便乗"しつつ、日航と全日航の特別機にて日本を出発。団長の武蔵川理事長(元出羽ノ花)、副団長の春日野親方(元横綱・栃錦)、二所ノ関親方(元大関・佐賀ノ花)ら役員12人、北の富士(第52代)、琴櫻(第53代)の両横綱をはじめとする現役力士83人とともに北京に降り立ちました。
ニホンカモシカは当初、長野県大町市の山岳博物館にて飼育されていた木曽生(きそお=3才)と町子(まちこ=2才)が選ばれていましたが、初めて中国へと贈られる話題のカモシカを撮影しようと、柵を飛び越えて撮影しようとしたアマチュア・カメラマンを襲おうとした木曽生が棒で殴られて目を負傷。失明も免れられない状態となってしまったため、急遽、中国行きのピンチヒッターとして太郎(町子の兄)と辰子のカップルへと変更されたのでした。
3月25日にトラックにて上京した太郎と辰子は上野動物園内の動物病院にて1週間ほど特別検疫を受けました。そして上野動物園にて選りすぐられた元気いっぱいのフンボルトペンギンとともに中国へと出発。動物園関係者も「北京の子どもたちの間で、日本のパンダに劣らぬ人気者となることでしょう」と目を細めつつ、別れを惜しんだそうです。
北京へと到着した3組の動物カップルは旅の疲れもも見せず、中川飼育課長ら2人ら付き添われつつ、北京動物園へと運ばれたそうです。
参照 : 昭和48年3月20日付の読売新聞夕刊、4月4日付の毎日新聞朝刊
文 / 高木圭介
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