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【今日は何の日?】4月7日=皇居のお堀に「泳ぐサンドイッチマン」が登場!(1959年)/ 雑学ネタ帳
《画像はイメージです》
65年前の1959(昭和34)年。春到来のこの時期。とくにこの年は4月10日の皇太子殿下(現・上皇陛下)と正田美智子さん(現・上皇后陛下)のご成婚を控えて、日本中がお祝いムードに包まれていました。
午前10時ごろ、都電の馬場先門電停停留所(千代田区)付近から、裸の男がスルスルっとお堀の中へと飛び込み、あっけに取られる通行人を尻目にゆうゆうと泳ぎ始めてしまいました。
男のお腹には「奉祝ご成婚」、背中には「皇太子さま おめでとう」と黒エナメルで描かれており、手にした日の丸の小旗つきプラカードには「皇太子様、美智子様」と相合い傘が描かれていました。
男は集まったギャラリーに愛嬌を振りまきながら、平泳ぎ、抜き手(※顔を水面につけないクロールに近い形の古式泳法)、背泳ぎと泳ぎ方を変えながら約5分間、帝劇前あたりまで泳いだところで、ようやく騒ぎを聞いたお巡りさんが駆けつけました。
お巡りさんによってお堀から引き上げられた男の正体はなんと文京区在住のサンドイッチマン。裸のお腹にも背中にもプラカードにも何の商品、店舗の宣伝も記されてはいませんでしたが、男はブルブルと震え、お巡りさんに身体をふいてもらいつつ「(サンドイッチマンの)商売を始めて10年。記念事業の一つとしてやりました」と済ました顔。お巡りさんも「取締法規がないので厳重説諭程度で...」と扱いかねるといった感じだったそうな。
参照 : 昭和34年4月7日付の読売新聞夕刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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