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ニュース 今日は何の日?雑学 2024/04/07

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【今日は何の日?】4月7日=皇居のお堀に「泳ぐサンドイッチマン」が登場!(1959年)/ 雑学ネタ帳

04月07日(皇居のお堀).jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

65年前の1959(昭和34)年。春到来のこの時期。とくにこの年は4月10日の皇太子殿下(現・上皇陛下)と正田美智子さん(現・上皇后陛下)のご成婚を控えて、日本中がお祝いムードに包まれていました。

午前10時ごろ、都電の馬場先門電停停留所(千代田区)付近から、裸の男がスルスルっとお堀の中へと飛び込み、あっけに取られる通行人を尻目にゆうゆうと泳ぎ始めてしまいました。

男のお腹には「奉祝ご成婚」、背中には「皇太子さま おめでとう」と黒エナメルで描かれており、手にした日の丸の小旗つきプラカードには「皇太子様、美智子様」と相合い傘が描かれていました。 

男は集まったギャラリーに愛嬌を振りまきながら、平泳ぎ抜き手(※顔を水面につけないクロールに近い形の古式泳法)、背泳ぎと泳ぎ方を変えながら約5分間、帝劇前あたりまで泳いだところで、ようやく騒ぎを聞いたお巡りさんが駆けつけました。

お巡りさんによってお堀から引き上げられた男の正体はなんと文京区在住のサンドイッチマン。裸のお腹にも背中にもプラカードにも何の商品、店舗の宣伝も記されてはいませんでしたが、男はブルブルと震え、お巡りさんに身体をふいてもらいつつ「(サンドイッチマンの)商売を始めて10年。記念事業の一つとしてやりました」と済ました顔。お巡りさんも「取締法規がないので厳重説諭程度で...」と扱いかねるといった感じだったそうな。

 参照 : 昭和34年4月7日付の読売新聞夕刊

     文 / 高木圭介

 

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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