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ニュース 今日は何の日?雑学 2024/04/12

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【今日は何の日?】4月12日=警視庁が「リアル極道映画」の制作に着手(1960年)/ 雑学ネタ帳

04月12日(16mmフイルム).jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

64年前の1960(昭和35)年。容疑者の写真整理に日々頭を悩ませていた警視庁が、膨大な顔写真を"映画化"することに着手。この日に作業が始まりました。

警視庁ではそれまで、捕まえた容疑者の写真を紙焼きしてファイルに保存する形式をとってきましたが、犯罪の増加に伴い、今やその数も70万枚! これでは犯人の顔を選ばされる被害者や参考人も、膨大なファイルを眺めているうちにフラフラになってしまいます。

そこで思いついたのが、容疑者の顔・顔・顔を紙焼き写真ではなく、映画フィルムに保存する方法でした。テレビ映画などで使われる16mmフィルムに容疑者の顔写真を記録した「リアル極道映画」とでも呼ぶべき作品です。

フィルム保存ならば、1巻にざっと7,000人分の暴力団員、泥棒、詐欺師etcetcの顔写真を収録可能。これを幻灯機にかけると、1時間で約3,000人分の顔写真を認証できるという計算です。

全員がそうとは言えませんが、次から次へと登場する顔写真は、やはりコワモテ系の悪人相が大半。この時期に流行していた暗黒街映画では味わえないリアルな迫力に、犯人逮捕の実益も含め、実際に映画館の幕間等に上映してみれば? なんて声もあがっていたそうな...。 

 参照 : 昭和35年4月12日付朝日新聞朝刊

        文 / 高木圭介

 

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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