Produce by マイナビ介護職 マイナビ介護職

介護の未来ラボ -根を張って未来へ伸びる-

ニュース 今日は何の日?雑学 2024/04/13

#K100#KE100#TBS#かまやつひろし#にしきのあきら#アンフィキャット#今日は何の日?#大野しげひさ#昭和48年#水陸両用車#走れ!ケー100#鉱山トロッコ

【今日は何の日?】4月13日=機関車が道路を走る異色ドラマ「走れ!ケー100」が放送スタート(1973年)/ 雑学ネタ帳

04月13日(走れ!ケー100).jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

51年前の1973(昭和48)年。車輪の代わりにタイヤを装着した小型機関車が全国各地を旅する異色の児童向けドラマ『走れ!ケー100』(TBS系・毎週金曜夜7時30分~)が放送スタートしました。

主演はシャチハタのCMでおなじみの大野しげひささんかまやつひろしさんが作曲した主題歌『ピポピポ旅行』は"スター"にしきのあきら(現・錦野旦)さんが歌唱していました。

物語は鹿児島市のスクラップ工場から始まります。工場の息子である少年が赤サビだらけの蒸気機関車を発見し、何とか再び動かしてみようと、近所に住むSL好きな青年(大野さん)の手を借りて修理に成功。これが新聞記事となり評判となったところ、北海道に住む少年から手紙が届きます。

手紙によると、この機関車はかつて夕張の鉱山トロッコを引いたり、鉱山で働く人々の足となったりと活躍し親しまれていました。手紙の主である少年の祖父が操縦しており、死ぬ前に、かつて苦楽を共にしたK100に一目会いたいと言っていると記されていたのです。

そこで北海道に住む老人の願いを叶えるべく、青年たちはK100の車輪をタイヤへと付け替え、悪戦苦闘しつつ一路、鹿児島から北海道を目指すという冒険物語です。

K100は実在した鉱山トロッコ用の小型蒸気機関車「KE100」をモデルに製造され、土台はカナダ製の水陸両用自動車「アンフィキャット」を使用。その上部にプラスチック製の車体を乗せ、6個のゴムタイヤをはめた特製品でした。時速40kmで自走でき、川や湖も渡れるというリアルなスグレモノでした。

全国各地のロケは各県警交通部の道路使用許可を得て行われていましたが、折からの交通渋滞のため、都心部や繁華街でのK100自走シーンは困難を極めます。そのためトレーラーに積んだK100を自走しているかのように映すなど苦心の撮影だったようです。それでも東京編では新宿西口の小田急デパート店内を走行したり、広島編では厳島神社の大鳥居をくぐるなど、今では考えられないような映像が残されています。

当初は半年間の放送予定でしたが、同時間帯に同じく児童に人気の番組『愛の戦士 レインボーマン』(NETテレビ=現テレビ朝日)、『アントニオ猪木の大冒険』(東京12チャンネル)がありつつも大人気に。半年間の延長が決定し、物語は北海道に到着後、今度は沖縄を目指して南下することとなります。 

 参照 : 昭和48年3月20日付、4月13日付の読売新聞朝刊

          文 / 高木圭介


 

 

【日本全国電話・メール・WEB相談OK】介護職の無料転職サポートに申し込む

最新コラムなどをいち早くお届け!
公式LINEを友だちに追加する

お役立ち情報を配信中!
X(旧Twitter)公式アカウントをフォローする

介護職向けニュースを日々配信中!
公式Facebookをチェックする

SNSシェア

高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

高木圭介の執筆・監修記事