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【今日は何の日?】4月14日=都内の銭湯が一斉ストで総決起!(1965年)/ 雑学ネタ帳
《画像はイメージです》
59年前の1965(昭和40)年。東京都公衆浴場商業共同組合(栃倉晴二理事長)に加入する都内の銭湯2,599軒が、この日に一斉休業。午前11時から日比谷野外音楽堂(千代田区)にて「入浴料金改定総決起大会」を開きました。
同組合では前年(64年)11月に都知事に対し、入浴料金の約4割値上げ(大人23円 ⇒ 32円、中学生15円 ⇒ 25円、小学生8円 ⇒ 15円、婦人髪洗料10円 ⇒ 15円)を申請。しかし5か月が過ぎても一向に認可が降りないことにシビレを切らし、抗議の総決起大会となったのです。
大会にはプラカードを手にした約1,000人もの業者が集まり、「われわれは湯気を出して怒っている」と気勢。午後1時30分には当時、有楽町にあった都庁を訪れ、「4月末日までに申請通り、新入浴料金を獲得する。このためには(4月)26、27日の両日、48時間ストも辞さない」という内容の決議文を読み上げ、鈴木俊一副知事らにこれを突きつけました。
都側に「入浴料金値上げは関東甲信越各県が足並みを揃えたい。5月までに新料金を告示するのは事務的にも不可能」と突っぱねられると、同組合の栃倉理事は「どんなことになっても知らんぞ!」と捨てゼリフを残して都庁を後に。会談は見事に物別れに終わり、いよいよ48時間ストの決行が現実的なモノとなってしまったのです。
大会そのものは午後2時には散会となり、時間的にはこの日の午後3時からの銭湯営業は可能となっていましたが、前日に店員慰安のため一斉休業していた目黒区内の業者30数軒を除く、都内2,500数軒の銭湯がこの日、終日休業となりました。
参照 : 昭和40年4月14日付の毎日新聞夕刊、4月15日付の毎日新聞朝刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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