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【今日は何の日?】4月16日=リニアモーター鉄道の実験車が初公開(1977年)/ 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
47年前の1977(昭和52)年。「21世紀の鉄道」として国鉄(現・JR)が開発を進めていた「磁気式リニアモーター」の実験センターが宮崎県日向市に完成。午前10時からの開所式に先立ち、リニアモーター鉄道の実験車が報道陣に初公開されました。
開所式には宮崎県の黒木博知事や地元民約500人、国鉄側からは滝山養技師長、丸尾和夫・九州総局長、諸岡薫・初代所長らが出席。4階建ての実験センターは国鉄の頭脳が結集する心臓部とあり、コンピュータなど計器類でギッシリ。当時は西ドイツをはじめ、世界各国がリニア実用化に向けてしのぎを削っている状況だったため、いわゆる「機密」が多く、開所式といえどセンター内部と実験車の内部は写真撮影禁止となっていました。
実験車は日立、東芝、三菱の3社が2年がかりで約3億円をかけて共同製作。長さ13m、幅3.8m、高さ2.7mで重量は10t。当時の新幹線運転車両の半分ほどの大きさでした。アイボリーと赤のツートンカラーで流線形のボディは「来たるべき21世紀」を感じさせるものでした。
国鉄では10年後(87年)の使用開始を目指し、夏からは本格的な走行テストに入ることを宣言。しかし、10年後にはリニア使用開始どころか、国鉄その物が民営化により解体。リニアの実用化は47年後の2024年となっても、さまざまな問題が現在進行形で"浮上"している状態です。リニアなだけに...。
参照 : 昭和52年4月16日付の朝日新聞夕刊
文 / 高木圭介
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