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【今日は何の日?】4月17日=こりゃお恥ずかしい...銀座に誤植気球が浮かぶ(1978年)/ 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
46年前の1978(昭和53)年。科学技術週間(4月17~23日)にあたり、朝から東京・銀座のソニービル前に原子力エネルギーPRのため、直径4mほどの気球が浮かべられました。
日本原子力文化援助財団が700万円の予算で電通に依頼して製作し、後援は日本原子力研究所と動力炉・核燃料開発事業団で、協力は科学技術庁という鳴り物入りの気球です。
ところが、道行く人々は朝から浮かべられている気球を見上げては首をかしげています。気球の横腹には「SPRIT OF ATOM」の文字が描かれていましたが、「SPRIT」とは帆げたの一種のことを指す単語で、どうにも意味が通じません。
朝から同財団には「間違いではないのか?」という問い合わせが相次ぎ、確認したところ、やはり「SPIRIT OF ATOM」が正解。どうやら「I」の文字を入れ忘れたまま気球を浮かべてしまった模様です。
とんだスペル間違いに気がついたものの後の祭り。真っ昼間から銀座のど真ん中で書き直すワケにもいかず、夜遅くなってからクレーン車で駆けつけた作業員が「I」の文字を付け足して、「スピリット」と訂正した次第。
請け負った電通側は「下請け業者のスペル間違いを見逃しまして...」と恐縮するばかり。結果、700万円の気球は日本人は技術に強くとも、外国語は苦手...ということをPRする結果となってしまいました。
参照 : 昭和53年4月18日付の朝日新聞夕刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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