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【今日は何の日?】4月18日=ジェット機にガソリンをかけて燃やす大がかりな消火訓練(1962年)/ 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
62年前の1962(昭和37)年。昼1時すぎ。米軍立川基地にてジェット機に2リットルのガソリンをかけたうえで火をつけ、基地内消防隊の高圧化学車2台で消火するという大がかりな実験が行われました。
この時期、国内外で航空機の事故が多発していることを受け、東京都消防庁では4月16日から20日まで中堅幹部30人を立川基地へと派遣。航空機火災の実態と対策について講習会を受けさせており、この大掛かりな模範演習も、これらの講習の一環として実施されたものでした。
ジェット機から出火すると同時に2台の高圧車が泡をふきつけるという泡沫消火法でたちまち鎮火。一方では燃える機内から乗員(※ここでは人形を使用)を30秒以内に救出するという演習が披露されます。その手際や設備の良さには、見学する中堅幹部たちも「せめて、これだけの性能を持った化学車が2、3台あれば...」とうらやましがることしきりだったそうです。
今年1月2日、羽田空港で起きた日本航空機と海上保安庁の航空機の接触、炎上事故において、炎に包まれる航空機内から369人もの乗客が全員無事に避難できたことに対して、世界各国から称賛が集まりました。それも、普段からのこうした訓練、演習の積み重ねによる賜物だったのかもしれません。
参照 : 昭和37年4月19日付の読売新聞朝刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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