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ニュース 今日は何の日?雑学 2024/04/19

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【今日は何の日?】4月19日=12年間「愛の寄金」を続けてきた女性の正体が判明(1962年)/ 雑学ネタ帳

04月19日(西宮市の女性より).jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

62年前の1962(昭和37)年。終戦から間もない1950(昭和25)年から、12年間にわたり、名前を隠しつつ国立大阪病院宛てにお金やプレゼントを贈り続けていた女性の正体が、病院側の必死の捜索により、この日に判明しました。

事の始まりは50(昭和25)年6月のこと。4万円もの大金が「療養中の傷病軍人のみなさんのために」と記された手紙とともに同病院へと送られてきたことでした。差出人欄には「西宮市の女性より」とあるのみです。

それから毎年、6月と12月の2回、暖かいプレゼントが病院へと届けられ続けました。何とかお礼を伝えたい病院側では、1回目の手紙に記されていた「きょうが私の誕生日で、銀婚式がすんで五年目~」の一文だけを手がかりに、西宮全市の選挙人名簿などを手に必死に捜索を続けました。

そこで行き着いたのが西宮市南郷町在住、鐘紡の武藤絲治(むとう・いとじ=当時58歳)社長夫人・田鶴子さん(当時49歳)でした。正体が判明することとなった田鶴子さんは「戦争で犠牲となった方を少しでも慰めたいと思って――」と語っていたそうです。
 
 参照 : 昭和37年4月19日付の毎日新聞朝刊 

             文 / 高木圭介


 

 

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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