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【今日は何の日?】4月19日=12年間「愛の寄金」を続けてきた女性の正体が判明(1962年)/ 雑学ネタ帳
《画像はイメージです》
62年前の1962(昭和37)年。終戦から間もない1950(昭和25)年から、12年間にわたり、名前を隠しつつ国立大阪病院宛てにお金やプレゼントを贈り続けていた女性の正体が、病院側の必死の捜索により、この日に判明しました。
事の始まりは50(昭和25)年6月のこと。4万円もの大金が「療養中の傷病軍人のみなさんのために」と記された手紙とともに同病院へと送られてきたことでした。差出人欄には「西宮市の女性より」とあるのみです。
それから毎年、6月と12月の2回、暖かいプレゼントが病院へと届けられ続けました。何とかお礼を伝えたい病院側では、1回目の手紙に記されていた「きょうが私の誕生日で、銀婚式がすんで五年目~」の一文だけを手がかりに、西宮全市の選挙人名簿などを手に必死に捜索を続けました。
そこで行き着いたのが西宮市南郷町在住、鐘紡の武藤絲治(むとう・いとじ=当時58歳)社長夫人・田鶴子さん(当時49歳)でした。正体が判明することとなった田鶴子さんは「戦争で犠牲となった方を少しでも慰めたいと思って――」と語っていたそうです。
参照 : 昭和37年4月19日付の毎日新聞朝刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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