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【今日は何の日?】4月27日=日本プロ野球初!濃霧が原因でコールドゲームに(1975年)/ 雑学ネタ帳
《画像はイメージです》
49年前の1975(昭和50)年。仙台・宮城球場(現・楽天モバイルパーク宮城)で行われていたプロ野球パ・リーグ公式戦「ロッテオリオンズ(現・千葉ロッテマリーンズ)vs 近鉄バファローズ(現・オリックス・バファローズ)」の公式戦が濃霧が原因で中止になってしまいました。これは日本のプロ野球が2リーグ制に以降(1950年)して以来、初の珍事でした。
この日の「ロッテ vs 近鉄」はダブルヘッダー。仙台地方は昼ごろから小雨となりつつ、第1試合は3対0でロッテが快勝。その後、雨はあがりましたが、次第に霧がかかり始める中、第2試合がプレイボール。7回裏、無死一塁でロッテのジム・ラフィーバー選手が打席に立った場面で、近鉄の西本幸雄監督が「これでは外野手が球が見えない」とクレームを入れたのです。
主審がタイムをかけ、実験として近鉄の坂本文次郎コーチが外野へとノックし、これをセンターの阿部成宏外野手が飛球をキャッチ。そのため主審は「支障なし」として試合が再開されたのでした。
しかし、その後も霧は深くなるばかり...。ロッテの得津高宏外野手が打席に立ったところで、またもや近鉄側が抗議。仙台地方気象台からも「霧が晴れるまでには時間がかかる」と予報が出されたため、審判団が協議の結果、コールドゲームを宣告したのでした。
5年前(70年6月26日)には、東京・神宮球場で行われていた「ヤクルト vs 阪神」が霧のため中断したことはありましたが、こちらは約1時間の中断後、試合は再開されました。
その後も濃霧のためプロ野球公式戦が中止となったケースは、77年(大洋 vs 阪神=仙台)、2000年(オリックス vs 近鉄=米子)、2020年(楽天 vs オリックス=仙台)と計4回起こり、日本シリーズでも2005年の「ロッテ vs 阪神」(千葉マリン)が濃霧のため中止となっています。
参照 : 昭和50年4月28日付の朝日新聞朝刊
文 / 高木圭介
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