Produce by マイナビ介護職 マイナビ介護職

介護の未来ラボ -根を張って未来へ伸びる-

ニュース 今日は何の日?雑学 2024/05/01

#ゴルフ#ゴルフ練習場#ナイター営業#今日は何の日?#国立競技場#巨大照明設備#打ちっぱなし#昭和34年#東京オリンピック#神宮#費用捻出

【今日は何の日?】5月1日=国立競技場特設のゴルフ練習場がナイター営業開始(1959年)/ 雑学ネタ帳

05月01日(旧国立競技場).jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

65年前の1959(昭和34)年。5年後の東京オリンピック開催に向けて、政府は土地買収費用開催費の捻出に頭を悩ませていました。そこで思いついたのがメインスタジアムとなる神宮の国立競技場の有効活用でした。

陸上競技サッカーラグビーなどに貸し出すだけでなく、観客席からグラウンド内へとゴルフボールを思い切り打ち込めるゴルフ練習場、つまりは「打ちっぱなし」の営業を始めたのです。そしてこの日からは国立競技場ならではの巨大な照明設備を利用したナイター営業をスタートしたのでした。

全8基ある照明設備のうち、半分の4基を利用しつつ、ボールが飛んでいくグラウンド内の芝生にスポットをあたるシステム。それまでは午後6時に営業終了していましたが午後9時までと3時間延長。ナイター料金は通常に50円をプラスした計150円也でした。

おりからのゴルフブームとあり、ナイター営業初日には早くもクラブをかついだ10数人のゴルフ愛好家がかけつけ、雨上がりの観客席に特設された打席より豪快にフルスイング! この日はあいにく霧が深く、自慢の大型照明も傘をかぶせたように曇りがちで、ボールが描く曲線も薄ぼんやりとしか見えない状態だったとか。

それでも他の打ちっぱなしとは違い、ネットが張られていない広大な敷地に打ち込む爽快感は格別で大好評。売り上げは年間5,000万円にも達していたそうです。

そのため東京五輪終了後も、国立競技場特設の打ちっぱなしは継続となり、その後は競技場その物の維持費補填のため、大いに役だったそうです。

 参照 : 昭和34年5月1日付の朝日新聞夕刊

            文 / 高木圭介

【日本全国電話・メール・WEB相談OK】介護職の無料転職サポートに申し込む

最新コラムなどをいち早くお届け!
公式LINEを友だちに追加する

お役立ち情報を配信中!
X(旧Twitter)公式アカウントをフォローする

介護職向けニュースを日々配信中!
公式Facebookをチェックする

SNSシェア

高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

高木圭介の執筆・監修記事