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【今日は何の日?】5月7日=おばけ煙突の東電千住火力発電所が解散式(1963年)/ 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
61年前の1963(昭和38)年。東京・墨東地区の風物詩として映画や小説などに、たびたび登場していた「おばけ煙突」でおなじみの東京電力千住火力発電所(東京・足立区千住桜木町=現・千住桜木1丁目)が、「電力10か年計画」に沿って廃止が決定し、午前10時より解散式が行われました。
同発電所は東京電力の前身・東京電灯会社が1926(大正15)年1月に開所。当時、国内最大の発電所として東京一帯の電力需要をまかなっていましたが、この時期になってくると新鋭の火力発電所と比べると効率が低く、人件費を食うばかりの存在に...。そのため電力ピーク時の補充用としてしか動かされていませんでした。
この発電所の名物といえば、なんといっても4本の「おばけ煙突」です。高さ83.82m、外径4.81~6.40mもの巨大煙突は、まだ高層建築物がほぼ存在していなかった都内でかなり目立つ存在でした。見る場所によって、その本数が異なって見えることから「おばけ煙突」と呼ばれ、下町のランドマークとなっていたのです。
解散式には、同発電所の開所と同じく26年に入社した 木川田一隆社長をはじめ、おばけ煙突とともに過ごしてきた歴代所長らが出席。一同、感慨深げに煙突を見上げていたそうです。
参照 : 昭和38年5月7日付の毎日新聞夕刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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