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ニュース 今日は何の日?雑学 2024/05/12

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【今日は何の日?】5月12日=東京・日本橋でマンホールが大爆発!(1957年)/ 雑学ネタ帳

05月12日(マンホール).jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

67年前の1957(昭和32)年。夕方5時40分ごろ、東京・中央区日本橋本石町4丁目の北海道銀行東京支店前道路にある電話ケーブル線用のマンホールから突然、煙を吹き出し、ものすごい大音響とともに爆発。続いて合計4か所のマンホールが吹き飛ばされ、付近のビルや商店の窓ガラスが割れるという事故が起きました。

現場は三越本店裏のビルと商店が立ち並ぶ都電新常盤橋~山谷線の通りと、日銀通りの交差点にあり、4つのマンホールはこの交差点を取り巻くように配置されていました。

最初の爆発で吹き飛んだのは道路中央にあった直径60cm厚さ10cm重さ20貫(75kg)もの鉄板。これが何と約10mもの高さまで吹き上げられました。その後の20分間に、次々とマンホールとハンドホール(小型マンホール)が爆発しては吹き飛ばされる事態に。4つのマンホールは75mmの鉄管で連結

電柱ほどの高さまで吹き上げられた20貫のマンホールは真っ二つに割れ、爆風により100m四方の窓ガラスがガタガタと震動。その爆発音は遠く銀座須田町にまで聞こえたそうです。

この日は日曜で雨。人通りも少なかったため幸いにしてケガ人は出ませんでした。しかし夕食時の人々が驚き、次々と外に飛び出してくるなど大騒ぎに。この事故によって室町4丁目、本石町3丁目一帯の電話500回線が不通に。

警視庁日本橋署と丸の内電話局が原因を調査したところ、都電が道路上を通過する際に、線路に流れる電流が雨水のため電話ケーブル管へと流れて過熱。鉛が溶けるとともに電話線の絶縁被覆が焼けて電話線がスパーク。その火花がマンホール内に充満していたメタンガスに引火して爆発したものと判明しました。

 参照 : 昭和32年5月13日付の毎日新聞朝刊、5月14日付の毎日新聞夕刊

          文 / 高木圭介

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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