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【今日は何の日?】5月17日=IOC委員が大相撲夏場所を観戦(1958年)/ 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
66年前の1958(昭和33)年。東京でのオリンピック開催に向けた布石として、5月14日からこの日まで都内でIOC(国際オリンピック委員会)の総会が開催。総会を終えたIOC委員が蔵前国技館にて大相撲夏場所を観戦しました。
午後からIOC委員と、その家族一行30人は歌舞伎座や浅草など東京見物を楽しみました。そのうち20人は蔵前国技館を訪れ、約1時間にわたり大相撲を観戦。この日は横綱・栃錦が同じく横綱の若乃花(初代)を下し、千秋楽を翌日に控え、優勝を決めた日でもありました。
初の大相撲観戦にインドのソンディー委員は「インドにも、あれに似たスポーツはあるよ」と二の腕を曲げつつ筋肉を盛り上げて見せます。
一方、五輪発祥の地であるギリシャのケツエアス委員は「相対持(仕切り)している時間は長いが、試合時間が短すぎる。塩は何のためにまくのか?」と質問。「清めるため」という答えに対しても「あんなもので清められるのか?」と納得のいかない表情のまま...。
国技館の座席が仮のイスだったこともあり、ケツエアス委員は「(お尻が)痛い痛い。退屈した」と日本の国技がお気に召さない模様だったそうです。
スポーツに限ったことではありませんが、日本固有の文化を国際社会に伝えることの難しさを痛感させられるようなIOC委員の大相撲観戦だったようです。
参照 : 昭和33年5月18日付の朝日新聞朝刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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