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ニュース 今日は何の日?雑学 2024/05/31

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【今日は何の日?】5月31日=小田急多摩線のレール締結式が行われる(1974年)/ 雑学ネタ帳

05月31日(新百合ヶ丘駅).jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

ちょうど半世紀前の1974(昭和49)年。当時、約2万7,000人が入居していた人工都市「多摩ニュータウン」と都心を結ぶ初の鉄道として小田急多摩線が完成。翌日(6月1日)の開通を控え、午前10時から新百合ヶ丘駅写真)の多摩線ホームにてレール締結式発車式が行われました。

多摩ニュータウンの造成は68(昭和43)年にスタート。しかし鉄道が通っていなかったため、"陸の孤島"などと呼ばれ、住民はまずバスで京王線の聖蹟桜ヶ丘駅まで出て、そこから新宿方面へと向かっていました。 

多摩線は小田急本線の柿生~百合ヶ丘間に新設された新百合ヶ丘駅と多摩ニュータウン内に新設される小田急多摩センター駅を結ぶ全長9.2kmの路線。今回の開通は多摩センター駅の一つ手前の小田急永山駅までの6.8kmとなりました。

部分開通ではありましたが、1日70往復、朝のラッシュ時には新宿駅までの直通電車も2本運転されたため、それまで1時間余りかかっていた新宿方面へのアクセスが30分にまで短縮されたのでした。
 
小田急本線と多摩線を結ぶレールの締結式は、工事関係者がレールへの最後のボルトを締め、発車式ののち、関係者約100人を乗せた祝賀電車(6両編成)が新百合ヶ丘駅と小田急永山駅を往復したのでした。

多摩ニュータウンの「本丸」と呼ぶべき、多摩センター駅が開業したのは京王帝都電鉄が同年10月、小田急は翌75(昭和50)年4月のことでした。


 参照 : 昭和49年5月31日付の読売新聞夕刊 

           文 / 高木圭介

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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