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ニュース 今日は何の日?雑学 2024/06/07

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【今日は何の日?】6月7日=銀座に生ビールのスコールが降る(1974年)/ 雑学ネタ帳

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 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

これから暑さが増すに連れ、キンキンに冷えたビールが恋しくなる季節となりますが、ちょうど半世紀前の1974(昭和49)年のこの日、東京・銀座生ビールのスコールが降るという珍事が起きました。

夕方4時45分ごろ。中央区銀座5丁目の銀座東芝ビル(現在は東急プラザ銀座が建っている場所)屋上のビアガーデンにて、従業員男性(32歳)が1,000リットル入り(大ジョッキ2,000杯分、100万円相当)の生ビールタンク(高さ2.4m、直径1.1m)から、ジョッキに生ビールをついでいたところ、タンク内の気圧が急変。突如異常に高くなり、通常2.5気圧程度のところが、倍にもなる5気圧にまで達したのでした。

あわてた従業員男性が、すぐに栓を締めましたが、その瞬間、タンク側面にある長円形の点検用窓(縦40cm、横31cm)のロックが吹き飛び、ほぼ全量に近い生ビールが物凄い勢いで噴き出したのです。

このショックで巨大タンクが2mも吹き飛ばされたうえ、噴き出したビールの圧力により屋上のフェンス、アルミ板(長さ2.4m、幅9cm、厚さ1mm)6枚が、ビル下の数寄屋通りへと落下しました。

ビアガーデンは爆発5分前の4時40分に開店したばかりで、店内には約10人のお客さんがいましたが、不幸中の幸いでケガ人はなく、落下したフェンスも運良く数寄屋公園の木に引っかかったため、道を歩く通行人にもケガはありませんでした。ただ、通行中だった1人のサラリーマンだけは空から降ってきた生ビールのスコールを浴びてしまい、ビショ濡れとなったそうです。

タンクに生ビールを供給しているアサヒビールの技術者が駆けつけ、夜11時過ぎまで原因を調査。「余分なガスを抜く装置が正常に作動しなかったのではないか?」とは推測したものの、ハッキリとした原因は不明だったそうです。

 参照 : 昭和49年6月8日付の読売新聞朝刊 

        文 / 高木圭介

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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