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【今日は何の日?】6月7日=銀座に生ビールのスコールが降る(1974年)/ 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
これから暑さが増すに連れ、キンキンに冷えたビールが恋しくなる季節となりますが、ちょうど半世紀前の1974(昭和49)年のこの日、東京・銀座で生ビールのスコールが降るという珍事が起きました。
夕方4時45分ごろ。中央区銀座5丁目の銀座東芝ビル(現在は東急プラザ銀座が建っている場所)屋上のビアガーデンにて、従業員男性(32歳)が1,000リットル入り(大ジョッキ2,000杯分、100万円相当)の生ビールタンク(高さ2.4m、直径1.1m)から、ジョッキに生ビールをついでいたところ、タンク内の気圧が急変。突如異常に高くなり、通常2.5気圧程度のところが、倍にもなる5気圧にまで達したのでした。
あわてた従業員男性が、すぐに栓を締めましたが、その瞬間、タンク側面にある長円形の点検用窓(縦40cm、横31cm)のロックが吹き飛び、ほぼ全量に近い生ビールが物凄い勢いで噴き出したのです。
このショックで巨大タンクが2mも吹き飛ばされたうえ、噴き出したビールの圧力により屋上のフェンス、アルミ板(長さ2.4m、幅9cm、厚さ1mm)6枚が、ビル下の数寄屋通りへと落下しました。
ビアガーデンは爆発5分前の4時40分に開店したばかりで、店内には約10人のお客さんがいましたが、不幸中の幸いでケガ人はなく、落下したフェンスも運良く数寄屋公園の木に引っかかったため、道を歩く通行人にもケガはありませんでした。ただ、通行中だった1人のサラリーマンだけは空から降ってきた生ビールのスコールを浴びてしまい、ビショ濡れとなったそうです。
タンクに生ビールを供給しているアサヒビールの技術者が駆けつけ、夜11時過ぎまで原因を調査。「余分なガスを抜く装置が正常に作動しなかったのではないか?」とは推測したものの、ハッキリとした原因は不明だったそうです。
参照 : 昭和49年6月8日付の読売新聞朝刊
文 / 高木圭介
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