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【今日は何の日?】6月11日=農家の養蚕用ビニールハウスが火事。意外な犯人は?~福島県田村市(1968年)/ 雑学ネタ帳
《画像はイメージです》
56年前の1968(昭和43)年。福島県田村郡(現・田村市)船引町春山の農家にある養蚕用ビニールハウスに敷かれたムシロから出火。ビニールハウスの屋根が燃えてしまったのですが、その原因は失火でも放火でもなく不明なままでした。
ついにはサジを投げた地元警察署の依頼を受けて、福島県警の鑑識課が捜査に乗り出しました。約1か月が過ぎた頃、燃えたビニールハウス同様に、ビニール製の屋根を組み立て、その下にむしろを敷き、屋根のくぼみに水を張って実験をしてみたところ、晴天の際にはわずか7秒でムシロが煙を出し、15秒でこげ始め、30秒で発火することが判明したのでした。
福島県警でも「金魚鉢、牛乳ビンなどがレンズの働きをして出火した例があるが、ビニールにたまった水で火事になったのは初めてのこと」と驚くばかり。
かといって、これといった防火方法があるわけでもありません...。そこで警察署では農家だけでなく園芸ブームなどでビニール栽培をしている住民たちに、屋根の上に雨水などを溜めないよう、あらためて注意を呼びかけたそうです。
参照 : 昭和43年7月19日付の読売新聞朝刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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