Produce by マイナビ介護職 マイナビ介護職

介護の未来ラボ -根を張って未来へ伸びる-

ニュース 今日は何の日?雑学 2024/06/18

#Duel at Diablo#Sidney Poitier#アイ・スパイ#シドニー・ポワチエ#ラルフ・ネルソン監督#今日は何の日?#昭和41年#砦の29人#西部劇#野のユリ#黒人ガンマン#黒人俳優

【今日は何の日?】6月18日=黒人ガンマンが登場する初の西部劇が日本公開(1966年)/ 雑学ネタ帳

06月18日(シドニー・ポワチエ).jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

58年前の1966(昭和41)年。黒人の俳優がガンマンを演じた米国産映画『砦の29人(ラルフ・ネルソン監督=原題は Duel at Diablo)が日本で劇場公開されました。

全世界に西部劇ブームをおこした問題の大作 遂に登場!」というコピーとともに公開されたこの映画はインディアンと騎兵隊の対決を描いた西部劇。何よりも話題となったのは、インディアンと戦うガンマンに黒人俳優が初めて起用されたことです。

現在、多くの映画では主力キャスティングが白人、黒人、黄色人種、ヒスパニック系など、さまざまな人種が登場するように配慮されていますが、当時としては革新的なことでした。

アパッチと対峙する騎兵隊に嫌々ながら同行することになった黒人の退役軍曹・トーラー役を演じることになったのは、同じくラルフ・ネルソン監督による映画『野のユリ』で、黒人初のアカデミー主演男優賞を受賞したシドニー・ポワチエさん(当時39歳)でした。

ラルフ・ネルソン監督は、ポワチエさんをガンマン役にキャスティングした理由にいて「黒人のスターはボクシングや野球の世界だけではない。映画やテレビを通じても、黒人の子どもたちに新しいヒーローの夢を与えたかった」と語っています。

当時、NETテレビ(現・テレビ朝日)で放送中だった米国産スパイドラマ『アイ・スパイ』でも、黒人の俳優、コメディアンであるビル・コスビーさんが主演しており、「TVシリーズで初主演した黒人俳優」と話題になりました。人種をめぐる偏見や固定概念に関して、この時期がちょうど時代の潮目だったのかもしれません。

 参照 : 昭和41年6月16日付の朝日新聞夕刊

       文 / 高木圭介

【日本全国電話・メール・WEB相談OK】介護職の無料転職サポートに申し込む

最新コラムなどをいち早くお届け!
公式LINEを友だちに追加する

お役立ち情報を配信中!
X(旧Twitter)公式アカウントをフォローする

介護職向けニュースを日々配信中!
公式Facebookをチェックする

SNSシェア

高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

高木圭介の執筆・監修記事