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ニュース 今日は何の日?雑学 2024/06/20

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【今日は何の日?】6月20日=新宿区役所に貸したはずのヌード画が浅草のストリップ劇場で発見(1952年)/ 雑学ネタ帳

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 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

72年前の1952(昭和27)年。愛妻をモデルに描かれた裸体画(ヌード画)が、いつの間にか行方不明となり、浅草のストリップ劇場入口に飾られていたことを知った画家がこの日、美術家連盟に提訴しました。

その画家とは独立美術協会会員で、武蔵野美術学校(現・武蔵野美術大学)の講師を務める横地康国さん(40歳)。問題の裸体画は50(昭和25)年12月に丸善画廊にて催された青年美術家集団第19回展に出品されたもの。夫人(32歳)をモデルに描かれた30号の「婦人座像」という作品でした。

その後、評判の高かった裸体画は、自由美術会員の友人の斡旋により、新宿区役所に貸し出され、同区役所の廊下に飾られましたが、いつの間にか姿を消してしまったのです。

横地さんが問い合わせたところ、斡旋した友人の知人の手を経て、軽演劇俳優へと貸し出され、その俳優も「紛失した」と主張したのでした。つまり又貸しの又貸しを経て紛失してしまったということです。

横地さんが必死に捜し回っていたところ、浅草のストリップ劇場「美人座」(現在、三平ストアのある場所)入口にて、その「婦人画像」があまりに堂々と飾られているのを発見。

怒りの横地さんは「自分の画がストリップ劇場の看板代わりに使われているということは、こらえられない。売った覚えはないのだから、(美術家)連盟の応援で取り戻したいと思う」と語っています。

ところが、美人座の支配人は「〇〇君(俳優の名前)から借りているので、こちらも同君を捜しているところだ。しかし、ストリップ劇場だからといわれるのは心外だ」と、これまたまったくの別ベクトルから怒りを露わにしていたそうです。

 参照 : 昭和27年6月21日付の朝日新聞朝刊

          文 / 高木圭介

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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