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ニュース 今日は何の日?雑学 2024/06/26

#NETテレビ#アントニオ猪木#クローズドサーキット#プロボクシング#プロレス#モハメド・アリ#安謝#心臓麻痺#日本武道館#昭和51年#格闘技世界一決定戦#沖縄県#猪木vsアリ#那覇市

【今日は何の日?】6月26日=「猪木 vs アリ」で77歳男性が死亡・那覇(1976年)/ 雑学ネタ帳

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 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

48年前の1976(昭和51)年。午後1時40分ごろ、沖縄・那覇市安謝に住む無職男性(77歳)が自宅居間のテレビで、プロレスラーのアントニオ猪木選手(当時33歳)とプロボクシングの現役世界ヘビー級王者だったモハメド・アリ選手(当時34歳)による「格闘技世界一決定戦」(日本武道館)を観戦中に倒れ、死亡するという事故が起きました。

男性は第1ラウンドが始まってすぐ、興奮のあまり卒倒。救急車で近くの病院へと搬送されましたがすでに死亡。心臓麻痺でした。

那覇署の調べによりますと、男性はプロレスやボクシングの大ファンで、いつも興奮してはテレビ中継を楽しんでいましたが、心臓が弱いため、これまでにも4回、発作で倒れたことがあったそうです。

そのため、奥さん(76歳)からは、プロレスやボクシング中継を見ることを固く禁じられていましたが、この日の昼間はたまたま奥さんが外出していたため、これ幸いにと"世紀の一戦"として世界中の注目が集まっていた「猪木vsアリ」をテレビ観戦していたところ、悲劇が起きてしまった模様です。

通常、当時のプロレスやボクシングは夜のゴールデンタイム、あるいは深夜帯に中継されることが多かったものですが、全世界の注目を集めた「猪木vsアリ」は、全米170か所カナダで15か所英国で6か所クローズドサーキット(劇場での有料中継)されていたため、試合開始のゴングも、米ニューヨークの午後8時に合わせて、日本時間の正午前にゴングが鳴らされるという異例の興行でした。

この日は土曜日。NETテレビ(現・テレビ朝日)にて放送された日本国内のテレビ中継も、昼1時から2時50分までが、約1時間遅れのディレイ中継として行われ、夜7時30分から9時21分までが録画中継と、2度にわたって行われました。
 
 参照 : 昭和51年6月27日付の朝日新聞朝刊

   文 / 高木圭介

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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