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ニュース 今日は何の日?雑学 2024/06/28

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【今日は何の日?】6月28日=船長とグルになった石炭窃盗団が捕まる・大田区(1954年)/ 雑学ネタ帳

06月28日(石炭).jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

ちょうど70年前の1954(昭和29)年。石炭運搬船の船長とグルになっては大量の石炭を盗み出していた窃盗団6人衆が、この日までに東京水上警察署に検挙されました。

窃盗団は大田区大森在住の32歳男と港区田町在住の31歳男ら。グルになっていた船長は中央区湊町在住の36歳男でした。

男らは前年(53年)9月ごろから、毎日交代で大田区の呑川河口で見張りに立ち、石炭運搬船が入ってくると二人組で乗り込み「1トンについて1,000円やるから、知らんふりをしていてくれ」と船長に交渉。交渉が成立すると、夜も更けてからハシケ船で乗りつけ、3トンから5トンの石炭をゴッソリと盗み出しては、付近の石炭商に売り飛ばしていました。

窃盗団はこれまでの数十隻の輸送船から石炭約100トン80数万円分を盗んだと自供しています。

河口での見張り、深夜にハシケでの石炭運搬と、なかなかの肉体労働ですが、石炭がまだ「黒いダイヤ」と呼ばれていた時代ならではの犯罪ですね。

 参照 : 昭和29年6月29日付の朝日新聞朝刊

      文 / 高木圭介

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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