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【今日は何の日?】7月19日=恐怖!京王線電車が暴走激突・府中競馬場正門前駅(1967年)/ 雑学ネタ帳
《画像はイメージです》
57年前の1967(昭和42)年。午後5時16分ごろ、京王帝都電鉄(現・京王電鉄)の競馬場支線を走行中の東府中発の下り電車(1両編成)が終点の府中競馬場正門前駅(東京都府中市八幡町1丁目=写真)へと到着する直前、運転士(24)が電車のブレーキが不能となっていることに気がつきました。
危険を感じた運転士は、車掌を通じて車内放送で乗客全員に、つり革に捕まるよう案内しつつ、非常ブレーキをかけましたが、こちらも不能となっており、電車は同駅構内の停止線の車止めを突破。さらに2m先のレールで作られた車両止めも破壊し、ホームのコンクリート壁に激突してようやく停止しました。
このため電車は車体前部をコンクリート壁に4分の1ほど乗り上げ、その衝撃で乗客10人のうち、27歳の会社員女性と、13歳の中学1年生女子が腕や顔に1週間の打撲傷を負ったほか、3人が手足に軽いすり傷を負い、同駅職員の手当てを受けました。
同線は全長0.9kmと短い路線のためスピードは出さず、乗客も少ない1両編成の電車だったため、被害は少なくて済みましたが、仮にブレーキが壊れたのが乗客数も多い通常路線の通常編成の電車だったとしたら、大惨事は免れられなかったことでしょう。
参照 : 昭和42年7月20日付の読売新聞朝刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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