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ニュース 今日は何の日?雑学 2024/07/23

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【今日は何の日?】7月23日=長岡産の花火3千発がロサンゼルスに向けて出発(1984年)/ 雑学ネタ帳

07月23日(長岡花火).jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

ちょうど40年前の1984(昭和59)年。日本一と謳われる「三尺玉」で有名な長岡大花火大会(新潟県長岡市)でおなじみの花火3,000発がこの日、東京港より米ロサンゼルスに向けて出発しました。

これは7月28日に開幕するロサンゼルスオリンピックの閉会式(8月12日)のラストを締めくくるために使用される花火だったのです。

五輪閉会式にて花火を打ち上げることになったのはこの年、創業101年となる老舗・嘉瀬煙火工業(長岡市下々条町)の4代目となる嘉瀬晃さん(当時25歳)でした。

この年6月、米ニューオリンズにて開催中だった「国際河川博覧会」で披露された花火に感動した五輪組織委員から「ぜひ、閉会式で!」と花火打ち上げを要請されたもので、わずか2か月足らずという短い準備短期間での出発となりました。

打ち上げ場所の問題から、長岡名物の三尺玉こそ披露できませんでしたが、伝統の「雪景色」から抽象的な「UFO」など、変化に富んだ花火を製作。嘉瀬さんは「参加選手、観衆に喜んでもらい、一生の思い出となるような花火を打ち上げたい」と話していたそうです。

開会式では"ロケットマン"と呼ばれた空中遊泳が披露され、競技そのものだけでなく、ショーアップされたエンターテインメント性にも注目が集まる"商業五輪"の始まりともなったロス五輪でしたが、閉会式でも聖火消灯後にUFOと音や光での交信宇宙人が登場するなどの演出が世界中に大きなインパクトを与えました。その数々の演出のラストを飾ったのが長岡産の美しい花火だったわけです。

 参照 : 昭和59年7月25日付の読売新聞夕刊

     文 / 高木圭介
 

       


 

 

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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