Produce by マイナビ介護職 マイナビ介護職

介護の未来ラボ -根を張って未来へ伸びる-

ニュース 今日は何の日?雑学 2024/07/27

#WRESTLING#にらめっこ#トラ#ライオン#レスリング#ローマ五輪#上野動物園#今日は何の日?#八田イズム#八田一朗#日本レスリング協会#昭和35年(1960年)の出来事#眼力#視殺戦

【今日は何の日?】7月27日=レスリング日本代表チームが猛獣と「にらめっこ」(1960年)/ 雑学ネタ帳

07月27日(ライオン).jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

64年前の1960(昭和35)年。ローマ五輪への出発を控えたレスリング日本代表チームが、上野動物園トラやライオンといった猛獣たちと鋭い視殺戦......つまりは「にらめっこ」をするという奇想天外な特訓を実施しました。

日本代表チームは7月23日から渋谷区美竹町(現・渋谷1丁目)の朝風旅館で強化合宿中。朝7時、コーチ3人とフリースタイルとグレコローマンスタイルの代表16選手は朝7時から上野公園までの約14kmをロードワーク。約55分で到着すると、そのまま上野動物園へと入り、トラやライオンなど猛獣のオリの前に集合します。

上半身裸となり、筋骨隆々の肉体をムキ出しにした選手たちは、一人一人交代でオリの前に立ち、トラやライオンと激しいにらめっこを実施したのです。一見、滑稽にも見えますが、オリの前に立つ選手たちは、ややテレつつも真剣です。

これは日本レスリングの始祖にして日本レスリング協会の八田一朗会長(当時54歳)のアイデアで「晴れのオリンピックであがらないようにするのが狙い」「ライオンをひと睨みした眼力で外国選手を倒すんだ!」(八田会長)と説明されていましたが、実際のところ、アイデアマンとして知られる八田会長一流のレスリングのPRも兼ねた特訓だった模様です。

おりからの暑さゆえ、トラやライオンたちも当初はグッタリと朝寝モードだったそうですが、屈強なレスラーたちにオリの外を取り囲まれ、怒声を浴びせられるなどケシかけたられたため、獰猛モードにスイッチオン!ようやく牙をむいてオリ越しに挑みかかってきたとか。これにはさしものレスラーたちも思わず後ずさり...。それでも、じっとこらえて鋭い眼力で睨み続けたところ、ついにはライオンたちも隅のほうへと逃げ込んでしまったそうです。

 参照 : 昭和35年7月27日付の毎日新聞、読売新聞夕刊

    文 / 高木圭介

 

       


 

 

【日本全国電話・メール・WEB相談OK】介護職の無料転職サポートに申し込む

最新コラムなどをいち早くお届け!
公式LINEを友だちに追加する

お役立ち情報を配信中!
X(旧Twitter)公式アカウントをフォローする

介護職向けニュースを日々配信中!
公式Facebookをチェックする

SNSシェア

高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

高木圭介の執筆・監修記事