#730交差点#730新交通方式#クイズ730#人は右、車は左#今日は何の日?#具志堅用高#左側通行#昭和53年(1978年)の出来事#沖縄テレビ#沖縄県#米海軍政府
【今日は何の日?】7月30日=沖縄県で「人は右、車は左」の交通転換(1978年)/ 雑学ネタ帳
《画像はイメージです》
46年前の1978(昭和53)年。沖縄県が日本国に復帰(72年5月)してから6年。この日の午前6時より自動車の対面交通が本土と同様に左側通行へと変更されました。
もともとは本土と同様に左側通行だったのですが、沖縄戦終了後に沖縄を占領下に置いた米海軍政府(琉球列島米国軍政府)が45(昭和20)年11月に出した指令により、米国と同じく右側通行へと変更されていたのでした。
当初は沖縄返還後、ただちに元に戻される予定でしたが、オイルショック不況もあり、76(昭和51)年には沖縄海洋博覧会の開催を控え、混乱を避ける意味で変更が延期され続けており、ついに実現の日を迎えたのでした。
「人は右、車は左」を合言葉とした「730新交通方式」のキャンペーンは大々的に行われ、テレビCMには沖縄出身初のボクシング世界王者・具志堅用高さん(当時WBAジュニアフライ級王者)が起用され、大いにPR。沖縄テレビでは7月に入ると『クイズ730』なる視聴者参加型クイズ番組を放送しました。
切り替え作業は比較的順調に進みましたが、やはり33年間もの習慣はなかなかもとに戻せず、午前6時から7月31日越前0時までの18時間で、82件もの人身、物損事故が起こり、6人がケガをしました。とくに鉄道のない沖縄県において重要な公共交通となるバスの転落、接触事故が目立ちました。
また乗客側にも混乱があり、左側通行によりバス亭の位置も反対となってしまったため、昨日までのバス亭から乗車したら、反対方向へと連れていかれてしまった人も多数いたそうです。
石垣市内には、この日を記念した「730交差点」があり、記念碑(写真)も設置されています。
参照 : 昭和53年7月31日付の読売新聞朝刊
文 / 高木圭介
SNSシェア
介護のみらいラボ編集部コメント
高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。