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ニュース 今日は何の日?雑学 2024/11/19

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【今日は何の日?】11月19日=渋谷・東急文化会館屋上に「自殺防止柵」が設置(1957年)/ 雑学ネタ帳

11月19日(東急文化会館).jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

67年前の1957(昭和32)年。前年(56年)末に完成した東急文化会館(現・渋谷ヒカリエ)には、この年4月に8階に天文博物館五島プラネタリウムが完成。渋谷駅東口のランドマークというだけでなく、東京新名所として地方からの修学旅行コースにも組み込まれるなど高い人気を博していました。

しかし11月4日、18日と続けて屋上からの飛び降り自殺が相次ぎます。人気とともに「東京自殺名所」なんて評判がたっては大変...とばかりに、同会館では8階屋上に「自殺防止柵」を張り巡らすこととなり、この日、清水建設へと工事を発注しました。

屋上周囲には建物の完成から高さ2mの鉄柵が設置されていましたが、自殺者は投光機などを踏み台にしては鉄柵を登り、飛び越えては投身。しかも2度とも31m下の人通りの多いパンテオン劇場(東急文化会館1階にあった映画館)前の道路に落下。不幸中の幸いで通行人がいなかったから良かったものの、仮に通行人に激突したり、下敷きとなった場合は、さらなる惨事となってしまいます。

この屋上は750坪あるのに対し、警備員は全館で6人のみ。とても自殺者の見張りまで目は行き届きません。そんな現状に対し、守衛さんの中にはノイローゼにかかる人までいました。

現状の鉄柵は真っすぐなため、簡単に登りやすく、飛び越しやすいという欠点がありました。そこで、鉄柵のその上に45度内側に傾けた高さ1mの柵を追加することに決定。月末までには工事が完成する予定となっており、さらに各階の窓には鍵をつけ、自由には開けられないよう改善することとなりました。

 参照 : 昭和32年11月20日付の毎日新聞朝刊 

        文 / 高木圭介


 

 

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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