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ニュース 今日は何の日?雑学 2024/08/01

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【今日は何の日?】8月1日=新宿住友ビルで"ロック・クライミング"していた女性が転落死(1974年)/ 雑学ネタ帳

08月01日(新宿住友ビル).jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

ちょうど半世紀前の1974(昭和49)年。この年4月にオープン。当時、日本国内で「2番目に高いビルディング」として知られていた新宿住友ビル(高さ210m、地上52階、地下4階)の壁面を、まるでロック・クライミングするが如く、よじ登っていた女性が、約140mの高さから転落死するという衝撃的な事故がありました。

早朝5時55分ごろ。近くを通りかかったタクシー運転手の男性(33歳)が、新宿住友ビルの北西角の壁面をよじ登っているパンタロン姿の女性を発見。ただちに新宿署熊野神社前派出所に届け出ました。

すぐに警視庁のレスキュー隊東京消防庁の救急隊が出動。女性はビル壁面に取りつけてある通風口の枠をハシゴ代わりにしては、ビルをよじ登っていましたが、約140mの高さまで登ったところで力尽きて転落頭の骨を折って即死しました。

新宿署では女性の身元を調べていましたが、すぐには特定できず。白地に赤いイチゴ模様のブラウス、白いパンタロン姿。身長150cmで30歳前後。ビルの下には現金62,800円と鎮痛剤、国鉄中央線の豊田駅から新宿駅までの切符が入った赤革のハンドバッグが置いてありました。また、赤いビニール製サンダルがキチンと揃えられていたことから、同署では自殺の可能性もあると見ています。

同ビルの通風口は高さ8cm幅160cmで、上下の間隔は25cmと、ちょうどハシゴのようになっているため、簡単に登れてしまう構造だったようです。このような事故が繰り返されないため、新宿署では地上4~5mの地点まで、人が簡単に近づけないような防護柵の設置をビル管理者へと要望したそうです。

 参照 : 昭和49年8月1日付の読売新聞夕刊

      文 / 高木圭介


 

 

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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