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ニュース 今日は何の日?雑学 2024/08/06

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【今日は何の日?】8月6日=日本ゼリアトリック協会が椿山荘で初会合(1958年)/ 雑学ネタ帳

08月06日(日本ゼリアトリック協会).jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

66年前の1958(昭和33)年。東京都内で「日本ゼリアトリック協会」なる組織が誕生し、東京・椿山荘(文京区)にて初会合が行われました。

ゼリアトリックとは「老人医学」を意味する英語。安井誠一郎都知事(当時67歳)、昭和女子大学の松平俊子名誉教授(当時67歳)、15代将軍・徳川慶喜の孫にあたり、元侯爵夫人、デザイナーとしても知られていた蜂須賀年子さん(当時61歳)ら、明治生まれの初老以上の人々が50~60人集っては"文明病"に挑戦しつつ「不老長寿の見果てぬ夢」を追おうという目的で結成された組織です。

病人のための病院でなく、健康なものが健康なとき、心と身体を若く保つための健康病院」と、その崇高なる理想を掲げています。

記念すべき第1回会合では、まず東京教育大学(現・筑波大学)の杉靖三郎教授(当時52歳)から「長生きと若返りの秘訣」を拝聴しつつつ、その後は飛び入り大歓迎の歌や踊りを楽しんだそうです。

今後も月1回程度の診察をする一方で、魚釣り芝居見物などを催しては「命の洗濯」を続けていく趣向。アレ?単なる老人会と変わらないような......。

 参照 : 昭和33年8月6日付の朝日新聞朝刊 

          文 / 高木圭介


 

 

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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