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ニュース 今日は何の日?雑学 2024/08/11

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【今日は何の日?】8月11日=上高地でジュークボックス禁止令・長野(1968年)/ 雑学ネタ帳

08月11日(ジュークボックス).jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

56年前の1968(昭和43)年。当時、「アルプス銀座」と謳われていた国内屈指の景勝地・上高地(長野県松本市)で、旅館や食堂などで人気を集めていたジュークボックスの使用が、この日から全面的に禁止となりました。

ジュークボックスとはコインを入れて聴きたい曲を選ぶと、内部にセットされたアナログレコード(シングル盤)を演奏してくれる装置。いわば音楽の自販機です。日本国内には戦後、進駐軍が導入したといわれ、まだ一般家庭に大型のステレオ機器などが普及していなかった時代に、ホテルのロビー各飲食店ボウリング場ドライブイン盛り場などに設置され、人気を集めていました。

上高地での使用が禁止となったのは、厚生省中部山岳国立公園上高地管理事務所が「自然の景観と山の静けさを阻害する」として、自然公園法第24条(他人に迷惑をかける行為の禁止)を適用したものです。

山の風趣はせせらぎと風の音があれば充分」という意見はもっともですが、すでに大金を投じつつ流行のジュークボックスを導入してしまった業者側は渋い顔。「1台100万円もするのに、元をとらないうちに禁止とは...」と、設置したジュークボックスに「故障中」の貼り紙をペタリ......。

上高地に音楽は鳴り止みましたが、不満の声はなかなか止まなかったそうな。

 参照 : 昭和43年8月12日付の毎日新聞朝刊

          文 / 高木圭介


 

 

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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